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「暴挙」の意味と使い方や例文!「暴挙に出る」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
暴挙

【読み方】
ぼうきょ

【意味】
①乱暴な行い。不法な行い。無謀な行い。
②一揆をおこすこと。暴動。

【語源・由来】
「暴」は「手荒に振る舞う。激しく荒々しい。」
「挙」は「事を起こす。起こした事柄。」

【類義語】
暴動

【対義語】
快挙

暴挙(ぼうきょ)の使い方

健太
農民の暴挙は、その土地を治める大名の責任だったんだよね。
ともこ
領内での暴挙=統治の失敗として幕府から責任を追及される恐れがあったから、戦戦恐恐としていたでしょうね。
健太
幕府は、俺のものは俺のもの、お前のものは俺のものという態度なのに、責任は共有しないんだね。
ともこ
政治家っていつの時代もそんなものよ。

暴挙(ぼうきょ)の例文

  1. その国は、日本のEEZに弾道ミサイルを撃ち込むという、許しがたい暴挙に出た。
  2. 彼を怒らせるのは愚の骨頂といってもいい暴挙だ。
  3. 警察官は、デモ隊に攻撃を仕掛けるという暴挙に出た。
  4. 彼がおさえていたから、若い兵士たちが不満を爆発させて暴挙に出ることがなかったんだ。
  5. 原子力発電所を占拠するというロシア軍の行為は暴挙だ。

「暴挙に出る」とは?

暴挙」を用いた表現の一つに「暴挙に出る(ぼうきょにでる)」があります。

暴挙に出る」とは、乱暴な行いや無謀な企てを実行することをいいます。

【例文】

  1. 私が仕事に慣れてくると、藤田は次に信じられない暴挙に出た。私が目を離した隙に、検査済み製品のパレットに不良品を忍ばせるのだ。(東野圭吾 殺人の門)
  2. 健太くんは、試験の問題用紙を盗み見るために夜の職員室に忍び込むという暴挙に出た。