【二字熟語】
不精
「無精」「無性」とも書く。
【読み方】
ぶしょう
【意味】
からだを動かして物事をするのを面倒くさがること。また、そのさま。身だしなみに頓着 (とんちゃく) しないさまなどにもいう。
【語源・由来】
「不」は「否定を表す語。…しない。…でない。」
「精」は「雑念がなくひたすらはげむ。」
【類義語】
怠慢、怠惰、怠る
【対義語】
忠実
不精(ぶしょう)の使い方
健太くん。コンサートのチケットがあるんだけど行く?
いいね。CDよりも生演奏の方がいいと思ってはいるんだけど、不精者だからなかなかコンサートに行くことができずにいたんだ。
絶対に聴きに来てよかったと思える演奏会よ。
折角だから一緒に行くよ。
不精(ぶしょう)の例文
- 不精して、毎日夕飯を宅配で済ましている。
- 健太くんは不精なので、LINEの返事がほぼない。
- 不精してシートベルトを締めなかったら、事故で大変な目にあった。
- 休みの日は不精を決め込んでずっと家にいた。
- 不精して風呂に入らなかった。
「不精者」「筆不精」とは?
「不精」を用いた語に「不精者(ぶしょうもの)」「筆不精(ふでぶしょう)」があります。
不精者(ぶしょうもの)
「不精者」は「何をするにも面倒くさがる人。ものぐさな人。」
という意味です。
「普段は不精者の健太くんが甲斐甲斐しく世話をしてくれた。」というように使います。
筆不精(ふでぶしょう)
「筆不精」は「面倒がって手紙や文章などをなかなか書こうとしないこと。また、そのさまや、そのような人。」
という意味です。
「筆不精でつい義理を欠く。」というような使い方をします。
対義語は「筆忠実 (ふでまめ)」です。