「二字熟語の百科事典」が書籍化されました!詳細はコチラ

「丁度」の意味と使い方や例文!「調度」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
丁度

【読み方】
ちょうど

【意味】
①ある基準に、過不足なく一致するさま。きっかり。ぴったり。きっちり。
②ある物事が期待・目的にうまく合うさま。折よく。都合よく。
③ある物事が、そのときまさに行われているさま。
④(「恰度」とも当てて書く)そっくりそのままある物事にたとえられるさま。まるで。さながら。
⑤酒などの分量が多いさま。たっぷり。十分に。

【語源・由来】
「丁 (ちょう) と」からできた語か。「丁度」は当て字。

【類義語】
適度、適当

【対義語】
極端

丁度(ちょうど)の使い方

ともこ
この服はちょっと大きいわ。
健太
じゃあ、これは?
ともこ
これは丁度いいわ。
健太
うん。ぴったりだね。

丁度(ちょうど)の例文

  1. あれから丁度三年になります。
  2. 丁度バスが到着した。
  3. 君で丁度百人です。
  4. ここに丁度十万円あります。
  5. 今、丁度健太くんの噂をしていたところなんだ。

「丁度」と「調度」の違いは?

丁度」と同じ読み方の語に「調度」があります。

調度」とは、
①日常使う手回りの道具や器具類、また小型の家具。
②弓矢を武具の第一としたところから、弓矢のこと。

という意味です。

丁度」は、ある基準に過不足なく一致するさまをいいます。

対して「調度」は、日常使う手回りの道具や器具類、また小型の家具という意味なので、読み方が同じですが、意味は違います。

ABOUT US
北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



error: 右クリックはできません。