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「長幼」の意味と使い方や例文!「長幼の序」とは?(類義語)

【二字熟語】
長幼

【読み方】
ちょうよう

【意味】
年長者と年少者。また、大人と子供。

【語源・由来】
「長」は「年が多い。年上。」
「幼」は「おさない子。」

【類義語】
(長幼の序の類義語)年次、歯序、年功序列

長幼(ちょうよう)の使い方

健太
次女の姉さんの結婚が延期になったんだ。
ともこ
相手に問題があったの?
健太
長幼の序を重んじるべきだということで、長女の姉さんが嫁に行ってからということになったんだ。
ともこ
あのお姉さんがお嫁に行くとは思えないけどな。

長幼(ちょうよう)の例文

  1. 長幼序ありというから、年下の人間は、年上の人間を立てないといけない。
  2. 彼は旧家の出だから長幼の序を重んじる傾向がある。
  3. 愛され体質の健太くんは、長幼の順を無視して長男よりも尊重されている。
  4. 彼は、長幼の順序もわきまえずに兄を諭すような男だ。
  5. 長幼の順からいえば、健太くんではなく長兄の彼が後継者だ。

「長幼の序」とは?

長幼」を用いた表現の一つに「長幼の序(ちょうようのじょ)」があります。

長幼の序」とは、「年長者と年少者との間にある秩序。子供は大人を敬い、大人は子供を慈しむというあり方。」という意味です。

出典は、「孟子」滕文公上からです。

【例文】

  1. 長幼の序をわきまえ、年上には敬語を使い礼節を弁える。
  2. 依然として日本には長幼の序の文化があり、年功序列の会社が多い。
  3. 身分に関係なく、長幼の序に従って席につく。