読み方で悩みやすい漢字の一つに、「手水」があります。
Q「手水」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?
次の3択から選んでみて下さい。
手水の読み方
- 「ちょうず」
- 「てみず」
- 「ちょうず」と「てみず」両方とも
このページでは、悩みやすい「手水」の読み方や意味について詳しく解説していきます。
「手水」の読み方は、「ちょうず」?「てみず」?
手水の正しい読み方は、「ちょうず」「てみず」どちらなのでしょうか。どちらも聞いたことがあるかもしれませんね。
「手」の音読みには「シュ」「ズ」、訓読みには「て」「た」があります。また、「水」の音読みには「スイ」、訓読みには「みず」があります。
手水の読み方は「ちょうず」「てみず」のどちらを使っても間違いではありません。つまり、どちらも正しい読み方ということになります。
正解は、③の「ちょうず」と「てみず」の両方です。
広辞苑には「ちょうず」「てみず」の両方の項目があります。 「ちょうず」の項目には「てみずの音便」とあります。また、「ちょうず」と読む場合と「てみず」と読む場合では、少し意味が違ってきます。
「手水」の意味は、「ちょうず」と「てみず」で違う!
「手」には「て」の意味があります。一方、「水」には「みず」の意味があります。
手水(ちょうず)の意味は「手・顔を洗う水」「参拝の前に手・顔を清めること」「厠。厠に行くこと」「大小便」です。
一方、手水(てみず)の意味は「手を洗う水」「手についた水」「餅を搗くときに、手に水をつけて餅を湿らすこと」です。
手水を用いた例文には「手水舎で両手を清め、口をすすぐ」「手水鉢に水を張る」があります。
まとめ
- 手水の読み方は、「ちょうず」「てみず」のどちらも正しい。
- 手水(ちょうず)「手・顔を洗う水」「参拝の前に手・顔を清めること」「厠。厠に行くこと」「大小便」を意味する。
- 手水(てみず)は「手を洗う水」「手についた水」「餅を搗くときに、手に水をつけて餅を湿らすこと」を意味する。