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「忠恕」の意味と使い方や例文!「忠恕の心」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
忠恕

【読み方】
ちゅうじょ

【意味】
自分の良心に忠実であることと、他人に対する思いやりが深いこと。

【語源・由来】
「忠」は「真心。誠意を尽くすこと。まじめ。」
「恕」は「おもいやり。いつくしみ。また、おもいやる。」

【類義語】
寛容、寛恕、恕、思い遣り、真心、真摯

【対義語】
狭量、厳格、邪心

忠恕(ちゅうじょ)の使い方

健太
忠恕の心を育てるためには何が必要かな。
ともこ
大人が示すしかないわね。
健太
自己中心的な大人が増えているからダメだね。
ともこ
あきらめないで私たち若者世代が、次の世代に忠恕の心を伝えていきましょうよ。

忠恕(ちゅうじょ)の例文

  1. 仁を実現し忠恕を行いさえすれば、人生において何の恐れも不安もない。
  2. わが校は、日常的生活実践としての忠恕を重視しています。
  3. 見知らぬ人に対しても忠恕の念をいだく優しい子だ。
  4. 仁義忠恕を心がけています。
  5. ボランティアを通して忠恕の心をはぐくむ。

「忠恕の心」とは?

忠恕」を用いた語に「忠恕の心」があります。

忠恕の心」は、自分の良心に忠実で、他人に対する思いやりが深い心をいいます。

忠恕の心を大切にする。」「忠恕の心は学校教育において大変重要な精神です。」というように、経営理念や教育現場で使われることが多いです。

新しい一万円札の肖像になる実業家「渋沢栄一」は、精神の根本に「忠恕の心」を抱き、社会福祉・国際親善等に尽くしたことで知られています。
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