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重複の読み方!「ちょうふく」と「じゅうふく」正しいのは?

読み方で悩みやすい漢字の一つに、「重複」があります。

問題

Q「重複」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?

次の3択から選んでみて下さい。

□重複の読み方
  1. 「ちょうふく」
  2. 「じゅうふく」
  3. 「ちょうふく」と「じゅうふく」両方とも

 

このページでは、悩みやすい「重複」の読み方や意味について詳しく解説していきます。

「重複」の読み方は、「ちょうふく」?「じゅうふく」?

読み方

 

重複の正しい読み方は、「ちょうふく」「じゅうふく」のどちらなのでしょうか。どちらも聞いたことがあるかもしれませんね。

「重」の音読みには「ジュウ」「チョウ」があるので、どちらも読めそうです。

現在では、重複の読み方として「ちょうふく」「じゅうふく」のどちらを使っても間違いではありません。つまり、どちらも正しい読み方ということになります。

正解は、③の「ちょうふく」と「じゅうふく」の両方です。

ただし、「じゅうふく」は重複の慣用読みです。

重複の本来の読み方は「ちょうふく」でしたが、「じゅうふく」と読む人が多くなり一般化したために、現在では「じゅうふく」も正しい読み方となりました。

国語辞典の「じゅうふく」の項目には「ちょうふく」の新語形との解説もあります。

「重複」の意味は、「ちょうふく」も「じゅうふく」も同じ

意味

重複の意味は「同じ物事が重なり合うこと」「一つあればよい物事が、余計にあること」です。

「重」には「かさなる」「かさねる」「くり返す」の意味があります。

一方、「復」にも「くり返す」「ふたたびする」の意味があります。

この二つの漢字が両方入っている熟語であることから、ただ重なっているだけでなく余分である様子が感じられます。

重複を用いた例文には「意味が重複している表現」「同じ注文が重複している」があります。

まとめ

まとめ
  • 重複の読み方は、「ちょうふく」「じゅうふく」のどちらも正しい。
  • 本来の読み方は「ちょうふく」だった。
  • 重複の慣用読み「じゅうふく」も正しい読み方になっている。
  • 重複は「物事が余分にかさなっていること」を意味する。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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