姉妹サイト「ことわざ・慣用句の百科事典」はこちら

貼付の読み方!「ちょうふ」と「てんぷ」正しいのは?

読み方で悩みやすい漢字の一つに、「貼付」があります。

問題

Q「貼付」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?

次の3択から選んでみて下さい。

□貼付の読み方
  1. 「ちょうふ」
  2. 「てんぷ」
  3. 「ちょうふ」と「てんぷ」両方とも

 

このページでは、悩みやすい「貼付」の読み方や意味について詳しく解説していきます。

「貼付」の読み方は、「ちょうふ」?「てんぷ」?

読み方

 

貼付の正しい読み方は、「ちょうふ」と「てんぷ」のどちらなのでしょうか。

「貼」の音読みには「チョウ」「テン」があります。

貼付の本来の読み方は、「ちょうふ」です。

「てんぷ」は貼付の慣用読みであり、現在では「てんぷ」と読む人が多くなっていることから、正しい読み方となっています。つまり、どちらも正しい読み方ということになります。

正解は、③の「ちょうふ」と「てんぷ」の両方です。

国語辞典で「てんぷ」を引くと慣用読みとあり、「ちょうふ」の項目へと導かれます。

貼付を「はりつけ」と読んでしまう場合があるかもしれませんが、二字熟語としての貼付では、この読み方は間違いです。

「貼付」の意味は、「ちょうふ」も「てんぷ」も同じ

意味

貼付の意味は「はりつけること」です。

「貼」には「はる」「つける」「はりつける」の意味があります。一方、「付」には「つける」「つく」の意味があります。

貼付を用いた例文には「提出書類に写真を貼付する」「ハガキに切手を貼付してお送りください」「ポスターを貼付する掲示板」「皮膚に貼付する薬」があります。

つまり、貼付はただ添えるだけの添付とは異なり、のりなどを用いてぺたりとはりつけることを意味しています。

【関連記事】
貼付の読み方は?意味と使い方の例文!添付との違いは?(類義語・対義語)

まとめ

まとめ
  • 貼付の読み方は、「ちょうふ」「てんぷ」のどちらも正しい。
  • 本来の読み方は「ちょうふ」だった。
  • 貼付の慣用読みの「てんぷ」は現在では正しい読み方になっている。
  • 貼付は「(のりなどで)はりつけること」を意味する。