【二字熟語】
駄弁
「駄辯」とも書く。
【読み方】だべん
【意味】
用もないことをべらべらしゃべること。むだなおしゃべり。
【語源・由来】
「駄」は「価値の低いもの。」
「弁」は「理屈を立てた議論。また、しゃべること。ものの言いぶり。」
【類義語】
無駄話
【対義語】
熱弁
駄弁(だべん)の使い方
健太くん。先生に質問に行った数学の問題は理解できた?
しまった。駄弁をして帰ってきてしまったよ。
先生に何をしに来たのか聞かれなかったの?
質問しようとしたんだけど、なぜだか駄弁を弄してしまったんだ。
駄弁(だべん)の例文
- 駄弁を弄して貴重な時間をつぶすのはもったいない。
- 健太くんの駄弁に煩わされるのは嫌なので、彼とは会いたくない。
- 駄弁の種もすっかり出し尽くし、口数が減っていった。
- 友人と駄弁を振るっていたのだが、何を話していたのか思い出せないくらいの駄弁だ。
- いくら駄弁家の寄合でもそう長くは続かんものと見えて、談話の火の手は大分下火になった。(夏目漱石、吾輩は猫である)
「駄弁を弄する」とは?
「駄弁」を用いた表現の一つに「駄弁を弄する(だべんをろうする)」があります。
「駄弁を弄する」とは、無駄なおしゃべりをするさまをいいます。
【例文】
- 負けぬ気になって愚にもつかぬ駄弁を弄すれば何の所得があるだろう。(夏目漱石、吾輩は猫である)
- 幼稚園の送迎の親たちが、道路を占領して駄弁を弄している。
- 学生の頃は駄弁を弄しながら、何時間もお茶を飲んだものだ。