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「断定」の意味と使い方や例文!「断言」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
断定

【読み方】
だんてい

【意味】
①はっきり判断を下すこと。また、その判断。
②ある命題の真偽をはっきり言明すること。

【語源・由来】
「断」は「きっぱりと決める。」
「定」は「さだめる。さだまる。きめる。きまる。」

【類義語】
断言、確信、特定、判断、決めつけ

【対義語】
推定、推測、臆測、見当

断定(だんてい)の使い方

健太
給食を食べた複数の人が腹痛と嘔吐で病院に運ばれたらしいよ。
ともこ
食中毒かしら?
健太
保健所が調べて原因を断定すると思うよ。
ともこ
今は梅雨だし、十中八九、食中毒でしょうね。

断定(だんてい)の例文

  1. 個別の事故については調査中なので、安易に原因を断定するような発信は控える。
  2. 第一発見者を犯人と断定してはいけない。
  3. 健太くんが、今、幸せか不幸か、私には断定することはできない。
  4. 携帯電話がつながらないからといって、彼があぶない目にあっているとは断定できない。
  5. その村がどちらの方角にあるのか断定することはできなかった。

「断定」と「断言」の違いは?

断定」に似ている語に「断言(だんげん)」があります。

断言」とは、「はっきり言い切ること。明言すること。」という意味です。

断定」も「断言」も、はっきり明言するという意味があります。

しかし「断定」は、ある命題の真偽をはっきり言うことをいいます。

また「断定」は、主に、はっきり判断を下すことという意味で使われます。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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