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「滞留」の意味と使い方や例文!「滞在」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
滞留

【読み方】
たいりゅう

【意味】
①物事が順調に進まずとどこおること。停滞。
②旅先でしばらくとどまっていること。滞在。逗留 (とうりゅう) 。

【語源・由来】
「滞」は「ある場所に足をとめる。」
「留」は「その場所にとめておく。その位置から動かない。とどまる。」

【類義語】
残留、停滞

【対義語】
解消、通過

滞留(たいりゅう)の使い方

健太
エラーが出て、改札を通り抜けることができないよ。
ともこ
残高不足よ。多目に入れておかないと、健太くんのせいで、人の流れが滞留しているじゃないの。
健太
多目に入れておいて落としたらどうするの。
ともこ
落とさなければいいのよ。

滞留(たいりゅう)の例文

  1. ウクライナに滞留している2000万トンの穀物を市場に出し、物価高騰の抑制につなげる。
  2. 飲み水を確保するために、ここに一日滞留することにした。
  3. 友人を訪ね、そこにしばらく滞留しました。
  4. ピーナッツは、戦後闇市のスタアであった。比較的安価だったし、食べようによっては口の中の滞留時間を長くすることができた。(吉行淳之介、贋食物誌)
  5. 水が長期にわたって滞留し沼地になった。

「滞留」と「滞在」の違いは?

滞留」に似ている語に「滞在(たいざい)」があります。

滞在」とは、「よそに行って、ある期間そこにとどまること。逗留 (とうりゅう) 。」という意味です。

滞在」も「滞留」も、旅先でしばらくとどまっていることを意味します。

しかし「滞留」には、停滞するという意味がある点が「滞在」と違います。

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