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山車の読み方!「だし」と「さんしゃ」正しいのは?

読み方で悩みやすい漢字の一つに、「山車」があります。

問題

Q「山車」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?

次の3択から選んでみて下さい。

山車の読み方
  1. 「だし」
  2. 「さんしゃ」
  3. 「だし」と「さんしゃ」両方とも

 

このページでは、悩みやすい「山車」の読み方や意味について詳しく解説していきます。

「山車」の読み方は、「だし」?「さんしゃ」?

読み方

 

山車の正しい読み方は、「だし」「さんしゃ」どちらなのでしょうか。どちらも聞いたことがあるかもしれませんね。

「山」の音読みには「サン」「セン」があり、「車」の音読みには「シャ」があります。

山車の読み方としては「だし」「さんしゃ」のどちらを使っても間違いではありません。つまり、どちらも正しい読み方ということになります。

正解は、③の「だし」と「さんしゃ」の両方です。

広辞苑には「だし」と「さんしゃ」の両方の項目があります。ただし、「だし」と読むほうが一般的であり「さんしゃ」を引くと「だし」の項目へと導かれます。

「山車」の意味は、「だし」も「さんしゃ」も同じ

意味

山車の意味は「祭りに担がれ、曳かれる屋台」「祭礼のときに種々の装飾をして引き出す車」です。

「山」には「高く盛り上がった地形」の意味があります。一方、「車」には「車輪を回転させて運ぶ用具」の意味があります。

国史大辞典の「山車(だし)」の項目には「作り山・柱・笠鉾・人形・吹き花・鳥獣・草木などで飾るので、鉾・山などの名もある」と記されており、「ダシとは本来、柱や鉾の先につけた御幣・花・榊・髯籠など、神の依代(よりしろ)となる物をいった」とあります。

山車を用いた例文には「豪華な装飾が施された山車が登場する」「夏祭りで子供たちが山車を引く」があります。

まとめ

まとめ
  • 山車の読み方は、「だし」「さんしゃ」のどちらも正しい。
  • 山車は「祭りに担がれ、曳かれる屋台」を意味する。