【二字熟語】
動揺
【読み方】
どうよう
【意味】
①動きゆらぐこと。ぐらつくこと。
②転じて、気持ちなどが不安定になること。不安。
③騒擾。さわぎ。
【語源・由来】
「動」は「位置や状態が移りかわる。うごく。」
「揺」は「ゆらゆらとゆれ動く。」
【類義語】
不安定、狼狽、蒼白、困惑、動転、揺らぐ、不安、怯む、当惑
【対義語】
冷厳、冷静、泰然、平静、安定、沈着、気丈
動揺(どうよう)の使い方
健太くん。私のケーキを知らない?
どきっ。
今、はげしく動揺したわね。
ごめんね。あまりにおいしそうだったから食べてしまったよ。
動揺(どうよう)の例文
- 彼は、内心の動揺を隠せなかった。
- 実の息子が逮捕されて、彼女はかなり動揺している。
- 彼女はそのニュースをきいてとても動揺した。
- ねえ、ありのままに言っておしまいなさいよ。悪い家であってもそんなことで私の愛が動揺するものでも何でもない。(与謝野晶子、源氏物語
- 彼の帰ったのは彼の家にどれだけの不愉快な動揺を与える結果になったか。そのために父の酒はまずくなる。(有島武郎、星座
「動揺」と「困惑」の違いは?
「動揺」に似ている語に「困惑(こんわく)」があります。
「困惑」とは、困って、どうしてよいか分からないことという意味です。
「動揺」とは、気持ちなどが不安定になることをいいます。
なので「動揺」と「困惑」は、意味が違います。