読み方で悩みやすい漢字の一つに、「会釈」があります。
Q「会釈」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?
次の3択から選んでみて下さい。
- 「えしゃく」
- 「かいしゃく」
- 「えしゃく」と「かいしゃく」両方とも
このページでは、悩みやすい「会釈」の読み方や意味について詳しく解説していきます。
「会釈」の読み方は、「えしゃく」?「かいしゃく」?
会釈の正しい読み方は、「えしゃく」「かいしゃく」どちらなのでしょうか。どちらも音としては聞いたことがあるかもしれませんね。
「会」の音読みには「カイ」「エ」があるので、どちらも読めそうです。
しかし、会釈の読み方としては「えしゃく」が正しく、「かいしゃく」は間違いになります。
正解は、①の「えしゃく」です。
広辞苑には「えしゃく」の項目があり、また「えさく」の項目からも「えしゃく」に導かれますが、「かいしゃく」はありません。
「かいしゃく」と読む言葉には、「介錯」や「解釈」があります。
「会釈」の意味
会釈の意味は「相手に対するあいさつとして、軽く頭を下げる行為」です。また、「思いやりの古語的表現」として用いる場合には「遠慮も会釈のなく」との使い方があります。
会釈は古典にも登場する古くから用いられた言葉であり、広辞苑には他にも「(仏教で)和会通訳の意。相違して見える内容を、互いに照合し、意義の通じるようにすること」や「前後の事情をのみこんで理会すること」「相手の心をおしはかって応対すること」の意味が記されています。
「会」には「あう」「あつまる」「心にかなう」「とき」「かぞえる」の意味があります。また、「釈」には「とく」「ときあかす」「いいわけをする」「ときはなつ」の意味があります。
会釈を用いた例文には「軽く会釈して通りすぎる」「遠慮会釈なく物事を進める」があります。
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まとめ
- 会釈の読み方は「えしゃく」が正しい。
- 「かいしゃく」と読むのは間違い。
- 会釈は「挨拶として軽く頭を下げる」「思いやり」を意味する。