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「不安」の意味と使い方や例文!「心配」「懸念」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
不安

【読み方】
ふあん

【意味】
気がかりで落ち着かないこと。心配なこと。また、そのさま。

【語源・由来】
「不」は「否定を表す語。…しない。…でない。」
「安」は「心を落ち着ける。やすらかにする。」

【類義語】
心配、憂い、気がかり

【対義語】
安らぎ、安心、安泰

不安(ふあん)の使い方

ともこ
健太くんは、不安そうな顔をしているわね。
健太
来週の試験の結果次第で進級できるかどうかがかかっているからね。
ともこ
不安なら勉強すればいいのに。
健太
不安で勉強に身が入らないんだ。

不安(ふあん)の例文

  1. 不安な一夜を過ごす。
  2. 将来に不安を抱く。
  3. 不安の影が差す。
  4. 連絡が取れず不安になる。
  5. 不安に襲われる。

「不安」と「心配」「懸念」の違いは?

不安」に似ている語に「心配(しんぱい)」「懸念(けねん)」があります。

「不安」と「心配」の違いは?

心配」は、
①物事の先行きなどを気にして、心を悩ますこと。また、そのさま。気がかり。
②気にかけてめんどうをみること。世話をすること。

という意味です。

不安」も「心配」も、何か悪いことが起こらないかと心が落ち着かないことという意味です。

心配」は、先行きを気にすること。また、気づかいの意味で使われます。

対して「不安」は、漠然と悪いことが起こるのではないかと気になることに使う点が違います。

「不安」と「懸念」の違いは?

懸念」は、
①気にかかって不安に思うこと。
②仏語。一つのことに心を集中させること。
③執着すること。執念。

という意味です。

懸念」は、これから悪いことが起こるのではないかと気になることをいいます。

対して「不安」は、漠然と悪いことが起こるのではないかと気になることをいい、漠然とという点が「懸念」とは違います。

また「懸念」には、一つのことに心を集中させること、執着することという意味がある点が「不安」とは違います。

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