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「封鎖」の意味と使い方や例文!「閉鎖」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
封鎖

【読み方】
ふうさ

【意味】
①出入りまたは出し入れをできないように封じ閉ざすこと。
②国際法で、海軍力によって相手国の港や海岸への海上交通を遮断すること。平時封鎖と戦時封鎖とがあり、前者は封鎖された国の船舶のみが捕獲の対象となる。後者はすべての国の船舶の交通を遮断するもので、経済力・軍事力の封じ込めを目的として行われる。

【語源・由来】
「封」は「出入り口をふさぐ。閉じ合わせる。」
「鎖」は「かぎをかける。とざす。」

【類義語】
閉鎖

【対義語】
解放、通行、開通

封鎖(ふうさ)の使い方

健太
ともこちゃん近道をしようよ。
ともこ
今日はパレードがあるから、そっちの道は封鎖されているわよ。
健太
知らなかった。
ともこ
まだ時間があるから、いつも通りの道で行きましょうよ。

封鎖(ふうさ)の例文

  1. 逃げることができないように道路を封鎖する。
  2. テロで空港が封鎖された。
  3. あの国に対して経済封鎖を行う。
  4. 建物の入り口を封鎖する。
  5. 港の封鎖を解く。

「封鎖」と「閉鎖」との違いは?

封鎖」に似ている語に「(へいさ)」があります。

閉鎖」は
1 出入り口などを閉ざすこと。(例:表口を閉鎖する。国境を閉鎖する。)
2 組織体がその活動や機能を停止すること。(例:工場を閉鎖する。学級閉鎖。)
3 内にこもって他のものの立ち入りを許さないこと。

という意味です。

封鎖」と「閉鎖」は「閉じて出入りできないようにすること。」という意味は同じです。

封鎖」は、閉じてふさいでしまうこと、「閉鎖」は、開いたり閉じたりすることが前提になっているものを閉じることをいう点が違います。

また、「閉鎖」には「学級閉鎖」のように、機能の停止という意味がありますが、「封鎖」にその意味はありません。