元来の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
元来
【読み方】
がんらい
【意味】
①最初からそういう状態・性質であることを表す。もともと。
②(接続詞的に用いて)物事を説き起こしたり、疑問を呈したりするときに、文頭に付ける語。
それと、二つ目は文章や話の初めに出てくるで、話のスタート地点として使われるんやね。たとえば、「元来、この問題はどうして起きたんやろう?」みたいな感じで使うわけか。
【語源・由来】
「元」は「はじめ。」
「来」は「過去のある時点から今まで。このかた。」
【類義語】
もともと、本来
元来(がんらい)の解説
「元来」という言葉は、何かの起源やもともとの状態を示すときや、何かの根本的な問いや考えを取り上げるときに使われる言葉なんだよ。
1つ目の意味として、何かが最初からそのような状態や性質を持っていることを表すときに使われるよ。この場合、「もともと」という言葉と同じ意味で使うことができるんだ。例えば、「この時計は元来父の物だ」というのでは、その時計が最初から父のものであったということを表しているね。また、「元来は好き嫌いがない」という場合は、もともと好き嫌いの感情や意見がないという意味で使われているよ。
2つ目の意味では、文章や話の中で、何かの根本的な問題や疑問を取り上げるときに使う言葉として「元来」が登場することがあるんだ。このとき、「元来」は接続詞的に使われて、その後の文章や疑問を導入する役割を果たしているよ。例えば、「元来幸福とは何なのであろうか」というのでは、幸福とは本当にどういうものなのか、という大きなテーマや疑問を考えるきっかけとして「元来」という言葉が使われているね。
だから、「元来」という言葉は、もともとの状態や根本的な問いを表すときに使う言葉で、日常の会話や文章の中でよく使われることがあるんだよ。
元来(がんらい)の使い方
元来(がんらい)の例文
- 元来一つの物だった。
- この土地は元来我が家の所有地だ。
- これは元来他人に任せるべき仕事ではない。
- 健太くんは元来臆病なたちの人です。
- 人は元来弱さを持っているものだ。
元来の文学作品などの用例
「元来」と「本来」「元々」の違いを解説
「元来」に似ている語に「本来」「元々」があります。
「本来」は
①もともとそうであること。元来。(例:本来の目的を考える。人間は本来感情の動物だ。)
②それが当たり前であること。道理であること。(例:本来向こうからあいさつに来るべきだ。)
「元々」は
①行動を起こす前と変わらないこと。損にも得にもならないこと。また、そのさま。(例:ふられて元々だ。失敗して元々だ。)
②はじめから。もとから。
という意味です。
「元来」も「本来」も「元々」も「以前からも変わりなく、その状態であるさま。」という意味です。
しかし、「元来」には「改めて物事を説き起こす」、「本来」は「本来の姿にもどる」というように「物事があるべき姿や状態である」という意味 、 「元々」は「失敗して元々だ」のように、何かをした結果が以前の状態と少しも変わりがない時に使われ、それぞれ意味が異なります。
対して「本来」は、もともとの性質や、何かが当然の状態であることを示す。そして、「元々」は、物事が始めからそのような状態であることや、特に変わらない状態を指しているんだ。
ほんで、「本来」は、何かの本当の姿や、それが普通であることを言いたい時に使うんやな。「これ、本来はこういうもんやろ!」って感じ。そして、「元々」は、「はじめからこんなんやった」や「変わらん」ってことを言いたい時に使うんやな。全部ちょっと似てるけど、ちょっとずつ違うんやな。
もう一つは、文章や話の始めに使って、物事を説明したり疑問を出したりする際に用いられる。