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「先駆」の意味と使い方や例文!「先駆をなす」とは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
先駆

【読み方】
せんく

【意味】
①他に先がけて物事をすること。また、その人。さきがけ。
②行列などの前方を騎馬で進み、先導すること。また、その人。さきのり。さきばらい。

【語源・由来】
「先」は「さきにする。さきんずる。」
「駆」は「かける。ウマが走る。ウマに乗って走る。」

【類義語】
先駆け、一番槍、パイオニア

【対義語】
後継、後塵

先駆(せんく)の使い方

ともこ
健太くん、何を聞いているの?
健太
昭和の頃にはやった曲だよ。
ともこ
へえ。今聞いても古臭さを感じないわね。
健太
彼らは、海外に進出して大成功したんだ。海外進出の先駆的な存在なんだよ。

先駆(せんく)の例文

  1. この本が、宇宙人が出てくる先駆的作品で、この後の時代の宇宙人のイメージに影響を与えた。
  2. 彼らのグループは、この分野において先駆的な研究を進めてきた。
  3. あの医師は、心臓職の先駆者として尊敬を集めています。
  4. 今では一般的になっているが、当時は斬新で先駆的だった。
  5. 彼は、その運動の先駆とも言える政治的活動を行ったことで知られている。

「先駆をなす」とは?

先駆」を用いた表現の一つに「先駆をなす」があります。

先駆をなす」の「なす」とは、「成す」または「為す」と書き、ある行為をするという意味です。

先駆をなす」とは、他に先がけて物事をするという意味です。

【例文】

  1. この作品は、この潮流の先駆をなした作品だと言える。
  2. これは明治二十九年の三陸海嘯の先駆をなす記録であろう。(田中貢太郎「日本天変地異記」)
  3. 震災で真っ暗になってしまった町に一つでも明かりを灯したいと考え、復興の先駆をなし、店を再オープンさせた。