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「合致」の意味と使い方や例文!若者言葉としての意味は?(類義語・対義語)

合致の読み方・意味とは?(類義語・対義語)

意味

【二字熟語】
合致

【読み方】
がっち

【意味】
ぴったりあうこと。一致。ごうち。

二字熟語の博士
「合致」という言葉は、二つ以上のものや意見がぴったり合っていること、つまり、一緒になっていることを表しているんだよ。
助手ねこ
そやな。それは、たとえば、二人の意見がちょうど同じって時に使うんやな。

みんなが同じ事を考えてる、みたいな。ぴったし合う感じやな。

【語源・由来】
「合」は「あてはまる。一致する。」
「致」は「きわめる。つくす。行き着く。」

【類義語】
適合、符合、一致、同一

【対義語】
乖離、齟齬、相違

合致(がっち)の解説

カンタン!解説
解説

「合致」という言葉は、二つ以上のものや意見がぴったりと一致したり、同じ方向や考えになることを指すんだよ。

例えば、手袋の右手と左手がちょうどよく合って、手にぴったりフィットするようなイメージだね。それと同じで、物事や考えがしっかりと合う状態を「合致」と言うんだ。

「目的に合致する」というのでは、ある行動や選択が特定の目的や目標に完全に適合している、つまりその目的を達成するのに最適だということを示しているよ。この場合、その行動や選択は目的を果たすためには最良のものだと考えられるわけだね。

また、「二人の見解が合致する」というのは、これは、二人の人が同じ意見や考えを持っているということを示しているんだ。友達や同僚と何かの話題について議論していて、最終的に同じ結論や意見にたどり着くことがあるよね。そのときに、お互いの意見が「合致した」と言えるわけだ。

さらに、「ごうち」という読み方もある。これは「合致」と同じ意味で使われることが多いよ。日本語には、同じ漢字が複数の読み方を持つことがよくあるんだよね。この場合、「ごうち」も「合致」と同じく、「ぴったり合うこと」や「一致すること」を意味しているんだ。

つまり、「合致」という言葉は、物事や考えが同じ方向を向いている、またはぴったりと合っている状態を表現するときに使われるんだよ。

合致(がっち)の使い方

健太
この俳優の指の動きとピアノの演奏が合致していないよ。
ともこ
演技だからよ。
健太
本当に演奏しているわけじゃないの?
ともこ
演技のプロだけど、ピアノのプロじゃないもの。こんな難易度の高い曲は無理よ。

合致(がっち)の例文

例文
  1. その事実は、予想と合致するものだった。
  2. 計算結果が、先程の計算結果と合致しなかった。
  3. 発見された書状と伝えれれていた親鸞の動向が合致したため、親鸞は実在したことが証明された。
  4. 大会の規格に合致しているかどうかの検査をする。
  5. 二十台ほど下ろしたところで、条件に合致し程度もまあまあのものが二台見つかった。(有川浩、キケン)

合致の文学作品などの用例

  1. ・・・に描かれたる肉霊合致の全我的活動なるものは、その論理と表象の方法・・・ 石川啄木時代閉塞の現状

  2. ・・・しても、ぴたりと心に合致しないのです。私は、書物は独立した一個の・・・ 小川未明書を愛して書を持たず

  3. ・・・去った、そして宗教に合致したのであって真のもだえというべきは此に・・・ 小川未明絶望より生ずる文芸

若者言葉としての意味は?

合致」は、本来は「ぴったり合うこと。一致。」という意味です。

しかし若者言葉として、「合流する。落ち合う。待ち合わせる。」という意味でも使われます。

「渋谷のハチ公前で合致する」「17時に合致する」のように使います。

若者言葉の「合致」は、「ぴったり合うこと。一致。」という本来の意味から派生した意味で、複数人の行動を一致させるという意味から、特定の日時や場所で落ち合うことをいいます。

二字熟語の博士
「合致」という言葉は、本来、物事や意見などがぴったり合うこと、つまり「一致」を意味するんだよ。

しかし、最近の若者たちはこの言葉を少し違う意味で使っている。それは「合流する」や「待ち合わせる」といった意味で、特定の時間や場所で誰かと落ち合うことを示しているんだ。

助手ねこ
あー、それは言うてみれば、「渋谷のハチ公前で合致する」とか「17時に合致する」って感じで、友達との待ち合わせ場所や時間を指定する時に使うんやな。

昔の「合致」はもうちょっと堅い感じで、事実や意見が一緒やってことを言う時に使っとったけど、今の若い子らはもっと日常的な感じで使っとるんやな。まあ、時代とともに言葉も進化するもんやね。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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