「下品（げひん）」の意味と使い方や例文！「品がない」との違いは？（類義語・対義語）

下品の読み方・意味とは？（類義語・対義語）

【二字熟語】
下品

【読み方】
げひん

【意味】
①品格・品性が劣ること。卑しいこと。また、そのさま。
②品質の劣った物。

「下品」という言葉はね、二つの意味があるんだ。一つ目は、人の行動や性格が品格や品性に欠けていて、低俗な様子を表すこと。つまり、ちょっと卑しいとか、上品さがないことを言うんだよ。

二つ目は、物の品質が良くなくて、質が悪いという意味があるんだ。

ほうほう、そういうことかいな。つまり、「下品」ってのは、人のふるまいがちょっと粗野やったり、エレガントさが足りへんことやな。

あとは、ものごとのクオリティがイマイチやったりすることも言うんやな。なるほどなぁ、これは使い方に注意せなアカン言葉やな。

【語源・由来】
「下」は「した。しも。うしろ。場所・身分・程度が低い。」
「品」は「物や人の質によって分けた等級。」

【類義語】
浅ましい、さもしい

【対義語】
上品、気高い

下品（げひん）の解説

カンタン！解説

「下品」という言葉は、大きく分けて2つの意味があるんだ。

1つ目の意味はね、「品格や品性が低いこと、卑しいこと」を表しているよ。これはたとえば、大声で乱暴な言葉を使ったり、人前でふさわしくない話をしたりすることを指すんだ。だから、「下品な人」とか「下品な言葉遣い」と言ったら、その人がふるまいや話し方で、礼儀がなかったり、他の人に不快な気持ちを与えるようなことをしているっていう意味なんだよ。

2つ目の意味は、「品質が劣っている物」のこと。これはね、物の作りが粗悪だったり、材質が悪かったりすることを言うんだ。たとえば、安っぽくてすぐ壊れそうなおもちゃや、見た目も感触もよくない衣類などがこれに当たるよ。こういうものは、使う人が満足できる品質ではないことが多いんだ。

ちなみに、「下品」という言葉から派生した「げひんさ」という言葉はね、人の行動や物の質に関して、「ああ、これはちょっと…」と思わせるようなもの全般に対して言うことができるんだ。また、「下品」とは反対の言葉に「上品」があって、これは品格が高く、品質が良いもの、またはそういう性質を持つ人を指すんだよ。

だから、「下品」という言葉は、人や物の品格が低いことや品質が悪いことを表しているんだね。

下品（げひん）の使い方

健太くん。くちゃくちゃ音を立てながら食べるのは下品よ。

人前では気を付けているつもりなんだけど癖でね。

日頃から気を付けないとなおらないわよ。

自分の家でも注意するようにするよ。

下品（げひん）の例文

1. 健太くんは下品な人です。
2. 下品な服装だな。
3. それは下品な趣味だね。
4. 下品な冗談は笑えない。
5. 下品な言葉遣いはやめなさい。

下品の文学作品などの用例

1. ･･･も冷淡な若槻よりも、下品でも猛烈な浪花節語りに、打ち込むのが自然･･･ 芥川竜之介「一夕話」

2. ･･･向道人らしくもない、下品な風采を具えていた。お蓮はこの老人の前に･･･ 芥川竜之介「奇怪な再会」

3. ･･･です。」「なぜ？」「下品ですから、――将軍は下品な事は嫌いなので･･･ 芥川竜之介「将軍」

「下品」と「品がない」の違いを解説

「下品」に似ている語に「品がない（ひんがない）」があります。

「品がない」の「品」は、ここでは「人や物にそなわっている、好ましい品格・品質。」という意味です。

「品がない」は、品格がないということです。

「下品」と「品がない」は、ほぼ同じ意味で、食べ方や話し方などの動作が礼儀にかなっていない、話の内容の品性や品格が劣る時に使われます。

「下品」と「品がない」は似ているけれど、意味には少し違いがあるんだ。「下品」という言葉は、人の行動や態度が品格に欠け、粗野であること、または物自体の品質が悪いことを指しているよ。

一方で、「品がない」とは、人や物が持つべき品格や上品さがないことを意味しているんだ。

ああ、なるほどなぁ。つまり、「下品」ってのは、大声でがなるとか、汚い言葉を使うとか、そういう感じのことやな。あとは、ものがちょっとチープやったりすることやんな。

ほんで、「品がない」ってのは、その人や物自体になんか品格や上品さが足りないってことやな。洗練された振る舞いがない、って感じか。両方とも、品のある行動っていうのとはちょっと違うんやな。