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逆鱗の読み方!「げきりん」と「ぎゃくりん」正しいのは?

逆鱗の読み方

読み方で悩みやすい漢字の一つに、「逆鱗」があります。

問題

Q「逆鱗」、あなたはこの二字熟語を何と読みますか?

次の3択から選んでみて下さい。

逆鱗の読み方
  1. 「げきりん」
  2. 「ぎゃくりん」
  3. 「げきりん」と「ぎゃくりん」両方とも

 

このページでは、悩みやすい「逆鱗」の読み方や意味について詳しく解説していきます。

「逆鱗」の読み方は、「げきりん」?「ぎゃくりん」?

読み方

逆鱗の正しい読み方は、「げきりん」「ぎゃくりん」どちらなのでしょうか。難しい言葉なので読み方に悩むかもしれませんね。

「逆」の音読みには「ギャク」「ゲキ」があります。

逆鱗の読み方としては「げきりん」が正しく、「ぎゃくりん」は間違いになります。

正解は、①の「げきりん」です。

広辞苑の「ぎゃくりん」の項目からは「げきりん」に導かれます。新明解国語辞典(第四版)には「げきりん」の項目はありますが、「ぎゃくりん」はありません。

「逆鱗」の意味

意味

「逆」には「さかさま」の意味があります。また、「鱗」には「うろこ」の意味があります。

『韓非子』に、竜のあごの下にある逆さに生えたうろこに触れると普段はおとなしい竜が怒ってその人を殺すという故事があります。

逆鱗の意味は「天子の怒り」「宸怒」「目上の人の怒り」です。

「逆鱗に触れる」という言葉はこの故事に由来しており、「天子の怒りを買う」「目上の人を激しく怒らせること」の意味があります。

逆鱗を用いた例文には「不用意な発言が上司の逆鱗に触れる」があります。

【関連記事】
「逆鱗」の意味と使い方や例文!「逆鱗に触れる」とは?(類義語・対義語)

まとめ

まとめ
  • 逆鱗の読み方は「げきりん」が正しい。
  • 「ぎゃくりん」と読むのは間違い。
  • 逆鱗は「目上の人を激しく怒らせること」を意味する。