厳密の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
厳密
【読み方】
げんみつ
【意味】
こまかい点まで手落ちなくきびしく行うさま。
まるで、探偵が証拠をくまなく調べ上げるみたいに、すごい慎重に物事を進めるってわけや。これは、いくら小さなことでも見逃さへん、そういう徹底ぶりを言うんやね。
【語源・由来】
「厳」は「きびしい。はげしい。」
「密」は「すきまがない。こみいっている。厚い。こまかい。くわしい。」
【類義語】
精密、緻密
【対義語】
杜撰、粗雑
厳密(げんみつ)の解説
「厳密」という言葉はね、細かい部分までしっかりとチェックして、何も見逃さない、とても厳しいやり方をすることを意味しているんだよ。
たとえばね、「厳密な検査」というのは、何かをチェックするときに、小さな点までしっかり見て、何も問題がないかとても厳しく調べることを意味しているんだ。例えば、飛行機に乗る前の安全チェックや、食品が安全かどうかを確認する検査がこれにあたるよ。これは、安全や品質を確保するために、物事をとても細かく、厳しく調べることを表しているんだ。
また、「厳密な規格」というのは、物を作る時に守らなきゃいけない、すごく厳しいルールのことなんだよ。このルールには、どんな材料を使うか、サイズはどれくらいかといった、とても細かいことが決められているんだ。これによって、作られるものがみんな同じよい品質で、安全に使えるようになるんだよ。
ちなみに、「厳密」という言葉から派生した「げんみつさ」というのは、この「厳密」な態度や方法を持っていること、またはその度合いを表す名詞だよ。つまり、どれだけ細かい点まで気を配り、厳しくチェックするか、その厳しさのレベルを示す言葉なんだ。
だから、「厳密」という言葉は、細かいところまで手を抜かず、厳しくチェックして物事を進める様子を表しているんだね。
厳密(げんみつ)の使い方
厳密(げんみつ)の例文
- 厳密に計算する。
- 厳密な意味ではこの2つの概念は違う。
- 両者の間に厳密な区別はない。
- 厳密な検査を行う。
- この調査には厳密さが必要とされます。
厳密の文学作品などの用例
「厳密に言うと」とは?
「厳密」はおもに「厳密に言うと」という表現で用いられます。
「厳密に言うと」とは、「こまかく正確に言うと」という意味です。
つまり、ものごとをとても慎重に、間違いのないように言い表すことを意味しているよ。
例えば、「大体こんな感じ」じゃなくて、「ここがこうで、あそこがああ、ちゃんとこういう理由があるねん」って具体的に説明する時に使うんやな。ちょっとした違いもはっきりさせたい時にピッタリやね。
【例文】
- 厳密に言うと、メールではなくLINEで連絡しました。
- 一時期消滅したと言われているが、厳密に言うと業務縮小をしただけで消滅していない。
- 厳密に言うと違うけれども、料理と実験は似ている。
つまり、少しのミスも許さず、とても慎重に物事を進めることを意味しているんだ。