原点の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
原点
【読み方】
げんてん
【意味】
①長さを測定する場合に基準となる点。
②物事を考えるときの出発点。
③《origin》数学で、座標の基準になる点。平面・空間では座標軸の交点、数直線上では0点。
④マージャンで、勝ち負けをはかる基準となる点数。
なるほどなぁ。原点ってのは「ここからスタートや!」っていう意味合いが色々な場面で使われるんやな。
【語源・由来】
「原」は「物事のもと。起こり。始め。」
「点」は「特定の場所・位置を示す。」
【類義語】
基点
【対義語】
頂点、未来、現在地
原点(げんてん)の解説
「原点」という言葉にはいくつかの意味があるんだけど、基本的には「始まりの場所」や「基準になるポイント」っていう意味なんだ。
1つ目の意味はね、「物を測る基準となる点」のことだよ。これは、例えばメジャーや定規で長さを測る時のスタート地点、つまり、0の場所のことを指しているんだ。この点があることで、物の長さをきちんと測ることができるんだよ。
2つ目の意味は、「物事を考えるときの出発点」のこと。これは、何かを考え直したり、計画を立てたりする時に、「最初はどうだったっけ?」という最初の考えや目標に立ち返ることを意味しているんだ。例えば、「原点に帰って考えなおす」と言ったら、もう一度初めからしっかり物事を考え直そうっていうことなんだよ。
3つ目の意味は、「数学で座標の基準になる点」のこと。これはね、平面や空間で物の位置を示す時に使う座標軸の交点のこと。この点があるおかげで、私たちは具体的な場所や位置を示すことができるんだ。平面では横と縦の軸が交わるところ、空間では3つの軸が交わる点、数直線では0の位置がそれにあたるね。
4つ目の意味は、「マージャンで勝ち負けをはかる基準となる点数」のこと。これはマージャンを始める時に各プレイヤーが持っているスタート時の点数で、この点数を基準にゲームを進め、誰がどれだけ点数を増やしたり減らしたりしたかを見るんだ。勝ち負けを決めるときの大事な基準になるんだよ。
だから、「原点」という言葉は、物事の始まりや基準点を示すときに使われるんだね。
原点(げんてん)の使い方
原点(げんてん)の例文
- 原点に立ち戻って考え直してみよう。
- 入院した体験が、私の医者としての原点です。
- これが携帯型ゲーム機の原点です。
- この作品は、長く回を重ねてきたが、今シーズンは原点回帰している。
- 手法は違っても原点は同じだ。
原点の文学作品などの用例
- ・・・しかしその出発原点と大体の加速度の方向とが同君として最も適切なと・・・ 寺田寅彦「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
「原点」と「原典」「起源」の違いを解説
「原点」に似ている語に「原典(げんてん)」「起源(きげん)」があります。
「原点」と「原典」の違いは?
「原典」は、引用や翻訳などのよりどころになる、もとの文献という意味です。
基準となる点や出発点をいう「原点」とは、同じ読み方ですが意味は違います。
一方で、「原典」という言葉は、引用や翻訳をする際に元になる文書や資料のことを言うんだ。
一方で、「原典」は、「これがほんまもんの情報や!」っていう元ネタの書類や本のことか。なるほどな、一つはスタートの地点、もう一つは情報の出所やな。ちゃんと区別して使わなアカンな。
「原点」と「起源」の違いは?
「起源」は、「物事の起こり。始まり。みなもと。」という意味です。
「原点」は、物事を考えるときのスタート地点をいいます。
対して「起源」は、物事が生じる最初のことをいうので意味が違います。
一方、「起源」は、物事や現象が始まった背景や原因、歴史的な始まりを指すようなもっと広い意味合いで使われるんだ。つまり、ある事物や概念がどのようにして生まれたか、その歴史的な「根本的な始まり」を表す言葉だね。
そして、「起源」ってのは、もっと大きな話で、何かがどうやって生まれてきたか、その最初っからの話やな。「この文化はどこから来たんやろ?」みたいな、もっと根本的な始まりの話をする時に使うんやな。なるほどなぁ、細かいけど、大事な違いやな。
三つ目は、数学で使われる言葉で、座標の基準点、つまり平面や空間での座標軸が交わる点や、数直線上の0点のことを指すんだ。そして四つ目は、マージャンで使われる用語で、勝ち負けを決める際の基準となる点数のことだよ。