下賎の読み方・意味とは?(類義語・対義語)
【二字熟語】
下賎
【読み方】
げせん
【意味】
品性がいやしいこと。身分の低いこと。
へー、それってつまり、「品がない」とか「立場が低い」ってことを言うんやな。
あんまりええ言葉じゃないから、使うときは気をつけなあかんわけや。みんながみんな、立場や品性で判断されたらアカンからな。
【語源・由来】
「下」は「した。しも。うしろ。場所・身分・程度が低い。」
「賤」は「身分が低い。いやしい。」
【類義語】
卑賎、卑しい
【対義語】
高貴
下賎(げせん)の解説
カンタン!解説
「下賎」という言葉はね、品性がよくないことや、社会的に見て身分が低いことを意味しているんだよ。
たとえば、「下賎の者」という言葉を使う時は、その人が社会的に低い立場にいるか、ふるまいや性格が悪いと思われていることを表しているんだ。これは、その人がどんなに頑張っても、生まれや育ちが良くないと見られていることを意味しているよ。
また、「下賎な振る舞い」という表現を使うときは、その人の行動や態度が、周りの人から見て品がないとか、教養がないと感じられるようなことをしているときに使うんだよ。たとえば、公共の場で大声で話したり、乱暴な言葉を使ったりすることがこれに当たるね。
だから、「下賎」という言葉は、社会的に低い立場にあること、または人の行動や性格が品がないと思われていることを示しているんだよ。
下賎(げせん)の使い方
彼に自家用車での登校は禁止なのよって伝えてよ。
彼は、下賎な者とは話をしたくないらしいんだ。
私たちを下賎な者っていうなら、お金持ちが多い私立の学校に行けばいいのに。
私立は不合格だったらしいよ。
下賎(げせん)の例文
- 豊臣秀吉は、下賎な家から身を起こした稀有な人です。
- かかる正と善との発動は下賎な性格者にはあり得べからざることである。(ヴィクトル・ユゴー、レ・ミゼラブル)
- だまし打ちは、騎士が下賎と蔑んでやらなかった戦法だった。
- 武士は、笑うことを下賎な感情としていた。
- 鰻のぶつ切りの蒲焼きは、江戸前期まで下賎な食べ物とされていた。
「下賎な話」と「下世話な話」の違いは?
「下賎」を用いた表現の一つに「下賎な話(げせんなはなし)」があります。
その「下賎な話」に似ている語に「下世話な話(げせわなはなし)」があります。
「下賎な話」と「下世話な話」の違いは?
「下賎な話」とは、品性がいやしい、低俗な話という意味です。
「下世話な話」とは、世間のうわさ、低俗な話という意味です。
「下賎な話」も「下世話な話」も、低俗な話をいう言葉でほぼ同じ意味です。
これはあまり良い意味で使われることは少ないんだ。