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「怪訝」の意味と使い方や例文!「怪訝な面持ち」はどんな顔?(類義語・対義語)

怪訝の読み方・意味とは?(類義語・対義語)

意味

【二字熟語】
怪訝

【読み方】
けげん

【意味】
不思議で合点のゆかないさま。

二字熟語の博士
「怪訝」という言葉は、物事が不思議で理解できない様子を表しているんだよ。

つまり、何かがとても奇妙で、それがどうしてそうなのか理解ができない、納得できない状況を指す言葉なんだ。

助手ねこ
ほぉ、そうなんや。じゃあ、「何かがめちゃくちゃおかしくて、ちっともわからへん状態」ってことか。

なんか見たり聞いたりして、「え、なんでやろ?」って思うような時のことを言うんやな。不思議で、ピンと来へん感じや。

【語源・由来】
「怪」は「あやしい。信用できない。ふしぎな。
「訝」は「いぶかる。疑う。あやしむ。」

【類義語】
信用、納得、不信

怪訝(けげん)の解説

カンタン!解説
解説

「怪訝」という言葉はね、何かが不思議だったり、理解できなかったりするような感じのことを表すんだ。つまり、何かを見たり聞いたりして、「えっ、これは何だろう?」「変だなあ」と思うような時に使う言葉なんだよ。

例えば、「怪訝そうにじろじろ見る」というのは、何か変わったことや理解できないことが目の前にあって、それを不思議に思いながらじっと見つめる様子を表しているんだ。たとえば、道に珍しい物が落ちていたり、誰かが普段とは違う変わった服を着ていたりする時、それを見て「これは何だろう?」とか「どうしてこんなことになっているんだろう?」と思いながら、じろじろとしっかりと見ることが「怪訝そうにじろじろ見る」ってことなんだよ。

また、「その様子を私は怪訝に思った」というのは、何か特別なことが起こっていて、その状況がよく理解できなかったり、納得できなかったりする時に使うんだ。「その様子」っていうのは、見たり聞いたりした何かの状況のことで、「怪訝に思った」とは、その状況について「これは変だな」「どうしてこうなっているんだろう?」と不思議に思ったり、納得がいかなかったりすることを意味しているんだよ。

だから、「怪訝」という言葉は、何かが不思議で、よくわからないとか、納得できないと思う気持ちを表しているんだね。

怪訝(けげん)の使い方

ともこ
お冷に塩を入れて飲む健太くんを見て、店員さんが怪訝な顔をしていたわよ。
健太
これがおいしいんだよ。
ともこ
大抵の人はやらないわよね。
健太
僕の家族はみんなやるよ。

怪訝(けげん)の例文

例文
  1. 怪訝な目で見つめられる。
  2. 健太くんは怪訝な表情を見せた。
  3. ともこちゃんは怪訝そうな顔で私を見ていた。
  4. 彼は怪訝な顔をしていた。
  5. 皮ごと蜜柑を食べると言ったら怪訝な顔をされた。

怪訝の文学作品などの用例

  1. ・・・わざわざふり返って、怪訝な顔をしながら、こっちを見た。が、老紳士・・・ 芥川竜之介西郷隆盛

  2. ・・・う云う彼等の運命に、怪訝の念を持つかも知れない。が、これは事実で・・・ 芥川竜之介猿蟹合戦

  3. ・・・と、怪訝そうに話して聞かせるのです。こう云う話を聞くにつけても、・・・ 芥川竜之介妖婆

「怪訝な面持ち」はどんな顔?

怪訝」はよく「怪訝な面持ち」という表現で使われます。

怪訝な面持ち」の「面持ち」は「(内面の感情が現れた)かおつき。顔色。表情。」という意味です。

怪訝な面持ち」とは「不思議で合点がいかなような顔つき」という意味です。

【例文】

  1. ともこちゃんは、急に意見が変わった健太くんを怪訝な面持ちで見ていた。
  2. 警備員は怪訝な面持ちで健太くんを見た。
  3. 怪訝な面持ちをしているともこちゃんに事の次第を説明した。