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「極秘」の意味と使い方や例文!「秘密」「機密」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
極秘

【読み方】
ごくひ

【意味】
きわめて秘密なこと。極内。

【語源・由来】
「極」は「きわめて。はなはだしく。」
「秘」は「隠して内容が知られないようにする。ひめる。」

【類義語】
秘密、機密、守秘、内緒

【対義語】
公然、広報、公開、漏洩

極秘(ごくひ)の使い方

健太
上からの命令で、この事件は極秘に処理されることになったんだよ。
ともこ
関係者に偉い人がいたのかしら。
健太
事件の主犯格が教育委員長の息子だったんだ。
ともこ
平等が叫ばれるこの時代に、まだそういうことがあるのね。

極秘(ごくひ)の例文

  1. 極秘任務中なので、何も発言できません。
  2. 極秘ルートから入手した情報なので出所は明かせません。
  3. これは国が極秘に開発している兵器です。
  4. 極秘資料はこの部屋から持ち出すことはできません。
  5. サイバー攻撃を受けて、極秘情報がネットに流出した。

「極秘」と「秘密」「機密」との違いは?

極秘」に似ている語に「秘密(ひみつ)」「機密(きみつ)」があります。

「極秘」と「秘密」の違いは?

秘密」は、
①かくして人に知らせないこと。公開しないこと。また、その内容。
②(仏)
㋐真言の教え。密教。
㋑密意。仏が理由あって秘した教え。

という意味です。

極秘」も「秘密」も、かくして人に知らせないことをいいます。

しかし「極秘」は、極めて「秘密」という意味なので、絶対にかくして人に知らせないことをいいます。

「極秘」と「機密」の違いは?

機密」は、
①枢機に関する秘密の意。政治・軍事上の最も大切な秘密の事項。
②キリスト教の正教会でサクラメントの訳語。

という意味です。

極秘」も「機密」も、かくして人に教えないことをいいます。

しかし「機密」は、枢機に関する秘密の意で、政治的・軍事的に最も大切な秘密をいう場合に使われます。