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「酷薄」の意味と使い方や例文!「酷薄そうな顔」とはどんな表情?(類義語・対義語)

【二字熟語】
酷薄

「刻薄」とも書く。

【読み方】
こくはく

【意味】
残酷で薄情なこと。また、そのさま。

【語源・由来】
「酷」は「容赦がなく、きびしい。むごい。」
「薄」は「真心に欠ける。心がこもっていない。」

【類義語】
冷淡

【対義語】
親切

酷薄(こくはく)の使い方

健太
大臣が「病気や景気は気分の問題」って言ったんだよね。
ともこ
病気や不景気で苦しんでいる人にとって酷薄な意見よね。
健太
その大臣は大病を患ったことが無い上に、広大な敷地の豪邸を複数持っているお金持ちでもあるんだ。
ともこ
そんな人に気分の問題なんて軽く言われたくないわよね。

酷薄(こくはく)の例文

  1. 彼は酷薄な性格で、動物に虐待を加えている。
  2. 酷薄を極める暴君のせいで、国民が苦しんでいる。
  3. しかし酔うと、酷薄無慚な気持になる桂子は、そんな私の心づかいなど鼻で笑う(田中英光、野狐)
  4. 彼は、どんな残忍なことでもやってのけそうな酷薄な表情をしている。
  5. 社員を使い捨てのコマとしか見ていない酷薄な社長だ。

「酷薄そうな顔」とはどんな表情?

酷薄」を用いた表現の一つに「酷薄そうな顔(こくはくそうなかお)」があります。

酷薄そうな顔」とは、薄情そうな顔つきという意味です。

【例文】

  1. 容疑者は刻薄そうな顔をしています。
  2. 酷薄そうな顔に見えるが、実は人情味あふれる人なんだ。