業火の読み方・意味とは?(類義語)
【二字熟語】
業火
【読み方】
ごうか
【意味】
①悪業が身を害することを火にたとえていう語。
②罪人を焼く地獄の火。激しい炎や大火のたとえにもいう。
それと、地獄の怖い炎の話やな。これは、大きな火事のことを言う時にも使うんやって。えらいこっちゃ、悪いことはしっかりバチが当たるってわけや。
【語源・由来】
「業」は「報いを招く前世の行い。」
「火」は「ひ。ほのお。」
【類義語】
業苦、煩悩、罪業
業火(ごうか)の解説
「業火」という言葉はね、二つの意味があるんだよ。
まず一つ目の意味では、「悪いことをすると、それが自分にとってすごく大きな問題や苦しみを引き起こすよ」ということを、燃え盛る火にたとえて表しているんだ。たとえば、悪いこと、つまり人をだますとか、嘘をつくとかそういうことをしたら、その結果として自分がすごく辛い目に遭うことがあるよね。それを、まるで火によって身が滅ぼされるかのように表現しているんだよ。
二つ目の意味は、「地獄で罪人を焼く火」のことを指しているんだ。これは、この世で悪いことをした人が死んだ後に受けるとされる、すごく激しい罰のこと。地獄の火っていうのは、想像を絶するほど熱くて激しい炎で、罪を犯した人が受ける苦しみを象徴しているんだよ。また、激しい炎や大火事を表す言葉としても使われているんだ。例えば、「業火の責め苦」という言い方をすると、すごく激しい苦しみや、大変な災害のようなことを表現しているんだよ。
だから、「業火」という言葉は、悪いことをした結果として自分に戻ってくる大きな苦しみや、 地獄の罪人を苦しめる炎の事、またはとても激しい火や大火事のことを表しているんだね。
業火(ごうか)の使い方
業火(ごうか)の例文
- 一歩間違えば、あの業火に焼き尽くされていたかもしれない。
- 業火に焼かれる村をなすすべもなく見ていることしかできなかった。
- その家は業火に包まれていた。
- 大空襲のあった日、業火に包まれ逃げ場が一切なかった。
- どこを見回しても、青い火や赤い火の業火が燃えていた。(井上靖、星と祭上)
業火の文学作品などの用例
「業火に焼かれる」とは?
「業火」を用いた表現の一つに「業火に焼かれる(ごうかにやかれる)」があります。
「業火に焼かれる」とは、「自らの悪行によって激しい苦しみを受けること。大火災にあう。」という意味です。
まるで大きな火事に遭ったかのように、激しい苦痛に見舞われることだよ。
まるでデカい火災に巻き込まれたみたいに、逃げ場なしの大ピンチってわけやね。自分で悪い種まいて、その成果で大変なことになるんやな。
【例文】
- 生前不正をはたらいたものは、地獄の業火に焼かれ続けるという。
- 業火に焼かれた信長の身体は、骨一つ残さずに消滅したという。
二つ目は、地獄で罪人を焼くような非常に激しい火を意味していて、大火や激しい炎を例える時にも使われるんだ。