【二字熟語】
背徳
「悖徳」とも書く。
【読み方】はいとく
【意味】
道徳にそむくこと。
【語源・由来】
「背」は(「悖 (はい) 」の代用字)「道理に外れる。もとる。」
「徳」は「りっぱな行いや品性。」
【類義語】
堕落
【対義語】
道徳
背徳(はいとく)の使い方
正義の味方である警察官が人を殺めるなんて、背徳没倫だよね。
警察官じゃなくても背徳没倫だけどね。
警察官には、公明正大、清廉潔白を求めてしまうじゃないか。
警察官が背徳没倫になったら、この国は乱れてしまうからね。
背徳(はいとく)の例文
- 議員として、市民への背徳行為の責任は問われなくてはならない。
- この映画は、神父の自殺という背徳行為によって地獄の門が開くシーンから始まる。
- 昼間から飲む酒は背徳感があってさらにうまい。
- 人間は愚かだから、背徳感が満足感につながる。
- 自ら背徳を行いつゝ、それを他人にのみ責めて、内省することを知らない。(坂口安吾、精神病覚え書)
「背徳感」とは?
「背徳」を用いた表現の一つに「背徳感(はいとくかん)」があります。
「背徳感」の「感」は、「外部の物に触れて心が動く。心の動き。」という意味です。
「背徳感」は、道徳にそむき、後ろめたさを感じることをいいます。
【例文】
- 夜中にバターたっぷりのラーメンを食べるのは、背徳感がある。
- してはいけないことをしてるような背徳感を覚える。
- 不倫は、禁断の恋をしているという背徳感で燃え上がっているに過ぎない。