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「薄謝」の意味と使い方や例文!「寸志」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
薄謝

【読み方】
はくしゃ

【意味】
わずかばかりの謝礼。また、人に対する謝礼をへりくだっていう語。寸志。薄志。

【語源・由来】
「薄」は「数量などが少ない。乏しい。」
「謝」は「お礼やおわびを表す金品。」

【類義語】
寸志

薄謝(はくしゃ)の使い方

健太
この猫をさがしたら薄謝進呈って書いてあるよ。
ともこ
探しましょうか。
健太
お礼がほしいの?
ともこ
違うわよ。猫が心配なのよ。

薄謝(はくしゃ)の例文

  1. アンケートにご協力いただいた方には薄謝をさし上げます。
  2. 薄謝を呈する。
  3. 講演をした後、薄謝と書かれた包を渡された。
  4. 薄謝として五千円を包んで持参した。
  5. ほんの気持ちですと言って薄謝と書かれた封筒を差し出された。

「薄謝」と「寸志」の違いは?

薄謝」に似ている語に「寸志(すんし)」があります。

寸志」とは、

①少しばかりの志。自分の志をへりくだっていう語。
②心ばかりの贈り物。自分の贈り物をへりくだっていう語。贈り物ののし紙の上などに書かれる。

という意味です。

寸志」や「薄謝」は、人にあげるものをへりくだっていう点は同じです。

寸志」は目上の人から目下の人に対して贈る場合、「薄謝」は立場に関係なく心ばかりのお礼を贈る場合に使われる点が違います。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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