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「困窮」の意味と使い方や例文!「貧困」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
困窮

【読み方】
こんきゅう

【意味】
①困り果てること。困り苦しむこと。
②貧しいために生活に苦しむこと。

【語源・由来】
「困」は「動きがとれず苦しむ。こまる。」
「窮」は「にっちもさっちもいかなくなる。動きがとれない。きわまる。」

【類義語】
貧乏、貧困、逼迫、辛酸、貧困層、貧婁

【対義語】
活性

困窮(こんきゅう)の使い方

健太
国民から、困窮疲弊の声が上がっているね。
ともこ
政府は国民の声に耳を傾けるべきよね。
健太
こんなに国民が苦しんでいるというのに、未だに経済界のトップにいる人たちのことしか考えていないよね。
ともこ
政治家も困窮してみればいいのにね。

困窮(こんきゅう)の例文

  1. 対策に困窮する。
  2. 困窮を極めた学生を救済する。
  3. 不景気で生活に困窮する人が増えた。
  4. 住宅困窮を訴える。
  5. 多くの母子家庭が困窮している状態を改善したい。

「困窮」と「貧困」の違いは?

困窮」に似ている語に「貧困(ひんこん)」があります。

貧困」は、
①貧しくて生活に困っていること。また、そのさま。
②大切なものが欠けていること。内容に乏しいこと。また、そのさま。

という意味です。

困窮」も「貧困」も、貧しくて生活に苦しむことをいいます。

しかし「貧困」は、「貧困な知識」のように、知識や思想が乏しい意味がある点が「困窮」と違います。

また「困窮」は、一般的に、物事の処理に困り苦しむという意味がありますが、「貧困」にその意味はありません。