【二字熟語】
煩雑
【読み方】
はんざつ
【意味】
わずらわしくごたごたすること。
【語源・由来】
「煩」は「わずらわしい。うるさい。」
「雑」は「まじる。まざる。入り乱れる。」
【類義語】
面倒、厄介、複雑
【対義語】
簡易、簡略、統一、単純、シンプル
煩雑(はんざつ)の使い方
計算機があるおかげで煩雑な計算が楽だね。
便利な世の中よね。
いずれ九九を覚えなくてもいい時代が来るかもしれないね。
そんな時代が来たら、教育現場はどうなるのかしらね。
煩雑(はんざつ)の例文
- これまでの経緯をまとめるのは、きわめて煩雑だ。
- 文字にすると煩雑なので、図にしてみた。
- 煩雑な事務作業をシンプルにする。
- ワイヤレスの電気製品が増えて、煩雑だったコード類が消えてすっきりしました。
- 煩雑さを避けるために省略します。
「煩雑」と「複雑」「乱雑」の違いは?
「煩雑」に似ている語に「複雑(ふくざつ)」と「乱雑(らんざつ)」があります。
「複雑」と「乱雑」の意味
「複雑」・・・「物事の事情や関係、また心理などがこみいっていること。」
「乱雑」・・・「入りまじること。入りみだれて秩序のないこと。」
「煩雑」「複雑」「乱雑」の違い
「煩雑」は「ごたごたしてわずらわしい状態」、「複雑」は「込み入った状態」、「乱雑」は「入り乱れて秩序がない状態」を表します。
「複雑」と「煩雑」は意味が近いですが、「複雑」には「煩雑」のような「わずらわしい」という感情が含まれない点が違います。
また、「複雑」の方が用途が広いです。
「乱雑」は、「無秩序」という意味がありますが、「複雑」や「煩雑」にその意味がないという違いがあります。