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「平然」の意味と使い方や例文!「平静」「平気」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
平然

【読み方】
へいぜん

【意味】
何事もなかったように落ち着きはらっているさま。

【語源・由来】
「平」は「特に変わった様子がなく、おだやかである。」
「然」は「他の語に付けて状態を表す語。」

【類義語】
平気、悠然、自若

【対義語】
狼狽、愕然、困惑、蒼白、乱心、激情

平然(へいぜん)の使い方

健太
あの議員はすごいね。野次を浴びても平然としているよ。
ともこ
心臓に毛が生えているような人じゃないと議員になるのは無理よね。
健太
きっと毛むくじゃらな心臓だね。
ともこ
その強い心で悪に立ち向かって、この国を良くしてほしいわよね。

平然(へいぜん)の例文

  1. ノーアウト満塁になっても平然としていられる投手はいるだろうか。
  2. 彼女は、大きな虫を平然と素手でつまんだ。
  3. 地震が起きて周囲が慌てふためく中、彼は平然と仕事を続けていた。
  4. ともこちゃんは非難されても平然としていました。
  5. 長い行列に、その若者は平然と割り込んできました。

「平然」と「平静」「平気」との違いは?

平然」に似ている語に「平静(へいせい)」「平気(へいき)」があります。

「平然」と「平静」の違いは?

平静」は、
①世間がおだやかで静かなこと。また、そのさま。
②態度・気持ちが落ち着いていること。また、そのさま。

という意味です。

平然」も「平静」も、落ち着いているという意味が同じです。

しかし「平然」は、主に、他人の様子を客観的に見て言う語として使われます。

「平然」と「平気」の違いは?

平気」は、
①心に動揺がないこと。落ち着いていること。また、そのさま。平静。
②気にかけないこと。心配しなくともよいこと。また、そのさま。
③太陰太陽暦で二十四節気を定めるのに、冬至から始まる1年間を時間によって等間隔に分ける方法。初期の暦法。平気法。

という意味です。

平然」も「平気」も、気にかけず、落ち着いているさまをいいます。

しかし「平然」は、主に、他人の様子を客観的に見て言う語として使われます。

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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)



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