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「無辜」の意味と使い方や例文!「無罪」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
無辜

【読み方】
むこ

【意味】
罪のないこと。また、その人。

【語源・由来】
「辜」は罪の意。

【類義語】
無罪、無実

【対義語】
有罪

無辜(むこ)の使い方

ともこ
戦争が起きると無辜の民が苦しむのよね。
健太
偉い人たちは安全な場所から指示を出すだけだもんね。
ともこ
そんなに戦争がしたいなら、リンクの上で、偉い人同士が殴り合いをすればいいのにね。
健太
それがいいね。

無辜(むこ)の例文

  1. 無辜の罪を訴える。
  2. 内紛が起きて、無辜の民が大勢傷ついた。
  3. 私は無辜の被害者です。
  4. 無辜の民間人が虐殺された事実を忘れてはいけない。
  5. 軍事基地を狙ったミサイルが、誤って無辜の国民を傷つけた。

「無辜」と「無罪」の違いは?

無辜」に似ている語に「無罪(むざい)」があります。

無罪」は
①罪がないこと。
②刑事裁判で、被告人の行為が罪にならないか、または犯罪が証明されないこと。また、その判決。

という意味です。

無辜」も「無罪」も、罪がないことをいいます。

無辜」は、「無罪」と同じ意味ですが、「無辜」には、「無罪の人」という意味がある点が「無罪」と違います。

また、「無辜」は主に文章で使われる語ですが、「無罪」は、普段の会話でも使われます。

さらに、「無罪」は、裁判の判決によって被告人の行為が罪とならないことという法律用語として使われる点も「無辜」と違います。