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「崩壊」の意味と使い方や例文!「崩落」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
崩壊

「崩潰」とも書く。

【読み方】
ほうかい

【意味】
①くずれてしまうこと。こわれてしまうこと。
②放射性原子核が放射線を出して他の種類の原子に変化する現象。放出される放射線により、α (アルファ) 崩壊・β (ベータ) 崩壊・γ (ガンマ) 崩壊という。壊変。
③素粒子が自然に他の素粒子に変化すること。

【語源・由来】
「崩」は「くずれる。くずれおちる。」
「壊」は「こわれる。」

【類義語】
瓦解、倒壊、全壊

【対義語】
建設、復興、復旧、生成、確立、構築

崩壊(ほうかい)の使い方

健太
アメリカ経済の崩壊は、日本に大打撃を与えるよね。
ともこ
日本だけじゃなく世界経済に大きな影響を与えるわよ。
健太
アメリカ経済が崩壊したら全世界が崩壊するなんて危険すぎるじゃないか。
ともこ
何でも、一強はだめよね。

崩壊(ほうかい)の例文

  1. 地震で家屋が崩壊する。
  2. 学級崩壊を招く。
  3. 高齢化社会で年金制度が崩壊した。
  4. ベルリンの壁が崩壊し、東西ドイツが統一された。
  5. 終身雇用制度が崩壊し、将来への不安が増加した。

「崩壊」と「崩落」の違いは?

崩壊」に似ている語に「崩落」があります。

崩落」は、
①くずれ落ちること。
②相場がくずれるように急激に下がること。

という意味です。

崩落」は、株価や天井などが、崩れて落ちることをいいます。

対して「崩壊」は、崩れたり壊れたりして、その物としての機能を失うことをいいます。

また、壊れたものが落下するとは限らない点が「崩落」とは違います。