【二字熟語】
卑怯
【読み方】
ひきょう
【意味】
勇気がなく、物事に正面から取り組もうとしないこと。正々堂々としていないこと。また、そのさま。
【語源・由来】
本来は「比興」で「卑怯」は当て字か。
【類義語】
卑劣
【対義語】
実直、堂々
卑怯(ひきょう)の使い方
戦いの最中に逃げ出すなんて卑怯者のすることだ。
逃げられたの?
そうなんだ。勝って勝負をつけたかったのに。
健太くんは持久力が無いから、体力が切れる前に逃げてくれて良かったじゃないの。
卑怯(ひきょう)の例文
- 健太くんは闇討ちするような卑怯な真似はしないだろう。
- どんな卑怯な手を使ってでも勝つ。
- 人のせいにして、自分は難を逃れるとは卑怯だ。
- おそだしジャンケンは卑怯だよ。
- この場で泣くのは卑怯だよ。
「卑怯」と「姑息」「卑劣」との違いは?
「卑怯」に似ている語に「姑息(こそく)」「卑劣(ひれつ)」があります。
「卑怯」と「姑息」の違いは?
「姑息」は、
①一時の間に合わせにすること。その場のがれ。
②俗に、卑怯なさま。
という意味です。
「姑息」は、「卑怯」なさまという意味があるので、「卑怯」と通じる点があります。
しかし「姑息」の「姑」は、しばらくという意味であることから、一時の間に合わせにすることという意味がある点が「卑怯」と違います。
「卑怯」と「卑劣」の違いは?
「卑劣」は、「品性や言動がいやしいこと。人格的に低級であること。また、そのさま。」という意味です。
「卑怯」も「卑劣」も、正々堂々としていないことをいいます。
しかし「卑怯」は、勇気がなかったり、ずるい気持ちがあったりして、正々堂々としてないことを言うことが多いです。
対して「卑劣」は、品性、行為などが劣っていることをいうことが多いです。