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「披瀝」の意味と使い方や例文!「披露」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
披瀝

【読み方】
ひれき

【意味】
心の中を包み隠さずに打ち明けること。

【語源・由来】
披(ひらき)瀝(そそ)ぐ意。

【類義語】
披露

披瀝(ひれき)の使い方

健太
空手部の仲が最近うまくいっていなかったんだ。
ともこ
部長としては心配ね。
健太
それで、皆を集めて部長としての胸中を披瀝したんだよ。そうしたら、みんな理解してくれて一つにまとまることができたんだよ。
ともこ
思い切って心情を披瀝してよかったわね。

披瀝(ひれき)の例文

  1. ともこちゃんに心情を披瀝する。
  2. 腹を割って話すといっても、心の中を披瀝するようなものは何もない。
  3. 日頃考えていた計画を披瀝した。
  4. このインタビューには、彼の政治的見解が披瀝されています。
  5. ともこちゃんに誠意を披瀝した。

「披瀝」と「披露」の違いは?

披瀝」に似ている語に「披露(ひろう)」があります。

披露」は、披 (ひら) き露 (あらわ) すことをいう語で、
①手紙・文書などを開いて人に見せること。
②広く人に知らせること。世間一般に発表すること。
③意見を申し上げること。報告すること。

という意味です。

披瀝」は、心の中の考えを包み隠さずに打ち明けることをいいます。

対して、「披露」は、「新作を披露する」のように、世間に広く発表することをいうので意味が違います。

また、「披瀝」には、意図的に隠していたこと明かすというニュアンスがありますが、「披露」にはありません。