姉妹サイト「ことわざ・慣用句の百科事典」はこちら

「卑怯」の意味と使い方や例文!「姑息」「卑劣」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
卑怯

【読み方】
ひきょう

【意味】
勇気がなく、物事に正面から取り組もうとしないこと。正々堂々としていないこと。また、そのさま。

【語源・由来】
本来は「比興」で「卑怯」は当て字か。

【類義語】
卑劣

【対義語】
実直、堂々

卑怯(ひきょう)の使い方

健太
戦いの最中に逃げ出すなんて卑怯者のすることだ。
ともこ
逃げられたの?
健太
そうなんだ。勝って勝負をつけたかったのに。
ともこ
健太くんは持久力が無いから、体力が切れる前に逃げてくれて良かったじゃないの。

卑怯(ひきょう)の例文

  1. 健太くんは闇討ちするような卑怯な真似はしないだろう。
  2. どんな卑怯な手を使ってでも勝つ。
  3. 人のせいにして、自分は難を逃れるとは卑怯だ。
  4. おそだしジャンケンは卑怯だよ。
  5. この場で泣くのは卑怯だよ。

「卑怯」と「姑息」「卑劣」との違いは?

卑怯」に似ている語に「姑息(こそく)」「卑劣(ひれつ)」があります。

「卑怯」と「姑息」の違いは?

姑息」は、
①一時の間に合わせにすること。その場のがれ。
②俗に、卑怯なさま。

という意味です。

姑息」は、「卑怯」なさまという意味があるので、「卑怯」と通じる点があります。

しかし「姑息」の「」は、しばらくという意味であることから、一時の間に合わせにすることという意味がある点が「卑怯」と違います。

「卑怯」と「卑劣」の違いは?

卑劣」は、「品性や言動がいやしいこと。人格的に低級であること。また、そのさま。」という意味です。

卑怯」も「卑劣」も、正々堂々としていないことをいいます。

しかし「卑怯」は、勇気がなかったり、ずるい気持ちがあったりして、正々堂々としてないことを言うことが多いです。

対して「卑劣」は、品性、行為などが劣っていることをいうことが多いです。

【スポンサーリンク】