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「抹消」の意味と使い方や例文!「削除」「消去」との違いは?(類義語・対義語)

【二字熟語】
抹消

【読み方】
まっしょう

【意味】
塗りつぶして消すこと。記載事項を消すこと。

【語源・由来】
「抹」は「塗りつぶす。」
「消」は「きえてなくなる。なくす。けす。」

【類義語】
消去、隠滅、抹殺、消却

【対義語】
存続、登録

抹消(まっしょう)の使い方

健太
兄さんが自分の過去を抹消したいって言っていたよ。
ともこ
誰でも思春期の頃の記憶は抹消したいみたいね。
健太
思春期って何なんだろうね。
ともこ
大人になって独り立ちするための通過儀礼ね。

抹消(まっしょう)の例文

  1. 名簿から彼の名前を抹消した。
  2. パソコンからデータを抹消した。
  3. 借金を返済し、抵当権を抹消した。
  4. 不要な語句を抹消する。
  5. 怪我でその選手は、登録を抹消された。

「抹消」と「削除」「消去」の違いは?

抹消」に似ている語に「削除(さくじょ)」「消去(しょうきょ)」があります。

「抹消」と「削除」の違いは?

削除」は、文章などの一部を、けずりとること。

という意味です。

抹消」は、消すことをいいます。対して「削除」は、文章などの一部を、削り除くことをいうので意味が違います。

「抹消」と「消去」の違いは?

消去」は
①消えてなくなること。また、消してなくすこと。
②数学で、いくつかの未知数を含むいくつかの方程式から、未知数の数を減らすために、特定の未知数を他の未知数に置き換え、その未知数を含まない方程式を導くこと。

という意味です。

抹消」は、文書に書かれた文字を、塗りつぶして消すことをいいます。

対して「消去」は、消し去ることをいい、姿や形が見えなくなることをいいます。