【二字熟語】
必死
【読み方】
ひっし
【意味】
①必ず死ぬこと。
②死ぬ覚悟で全力を尽くすこと。また、そのさま。死にものぐるい。
③(「必至」とも書く)将棋で、次に必ず王将が詰む、受ける方法がない状態。また、その差し手。
【語源・由来】
「必」は「きっとそうなること。間違いなく。」
「死」は「いのちがけ。しにものぐるい。」
【類義語】
命懸け、死に物狂い
【対義語】
余裕
必死(ひっし)の使い方
兄さんが、新しい部署に異動になって、必死に勉強しているよ。
同じ会社でも部署が違うと勝手が違うわよね。
出世のために必死なんだよ。
若いうちは必死になったほうがいいわ。必死になった分だけ、後で自分に還元されるわ。
必死(ひっし)の例文
- 大臣の問題発言が炎上し、政府は火消しに必死になった。
- 必死に願ったら、意外と叶うかもしれない。
- 必死に逃げ道はないかと探しました。
- この状況を打開する術はないものかと必死に考えました。
- ともこちゃんが必死の形相で助けを求めに来た。
「必死のパッチ」とは?
「必死」を用いた表現の一つに「必死のパッチ」があります。
「必死のパッチ」は、関西方面の方にはなじみのある言葉です。
とても「必死」な状態をいい、「必死」の最上級の表現として使われます。
「必死のパッチ」は、自分のことに対して使うことが多い一方、ギャグのツッコミとして使われることがあります。
「必死のパッチ」は、元プロ野球選手であり、2019年からは阪神タイガースの監督をつとめている矢野燿大選手が言い始めた言葉です。
矢野燿大選手がヒーローインタビューで「必死のパッチでいきます!」と発言しました。
関西以外にあまり浸透しておらず、関西の方言のひとつとされています。