姉妹サイト「ことわざ・慣用句の百科事典」はこちら

「人柱」の意味と使い方や例文!「生贄」との違いは?(語源由来・類義語)

【二字熟語】
人柱

【読み方】
ひとばしら

【意味】
ある目的のために犠牲となった人。

【語源・由来】
元々は、築城・架橋・堤防工事などの完成を祈って、神へ供える生贄 (いけにえ) とするために、人を土中や水底に埋めること。また、その埋められた人をいった。

【類義語】
生贄

人柱(ひとばしら)の使い方

健太
首相が、ワクチンの安全性を国民に示すために、ワクチン接種を行ったんだってね。
ともこ
最新のニュースで、副反応で緊急入院したそうよ。
健太
まさに人柱だね。
ともこ
身を挺してワクチンの危険性を証明してくれたわね。

人柱(ひとばしら)の例文

  1. 故郷のために人柱となる。
  2. 橋を建てるために、人柱を立てる。
  3. 僕が人柱にならなかったせいで国が滅んだ。
  4. 人柱になった少女の霊がでるという。
  5. 権力者の名誉を護るために犠牲となる人柱になりたくない。

「人柱」と「生贄」の違いは?

人柱」に似ている語に「生贄(いけにえ)」があります。

生贄」は、
①人や動物を生きたまま神に供えること。また、その供え物。
②ほかの人やある物事のために生命や名誉・利益を投げ捨てること。また、その人。犠牲 (ぎせい) 。

という意味です。

人柱」も「生贄」も、犠牲という意味で使います。

しかし、「人柱」は、人間が生贄として犠牲になることをいいます。

対して「生贄」は、人や動物を生きたまま神に供えることをいい、犠牲となる対象が「人柱」とは違います。