【二字熟語】
一目
【読み方】
ひとめ
【意味】
①一度だけ、または、ちょっとだけ見ること。
②一度に広い範囲を見渡すこと。
③目の中いっぱい。
【語源・由来】
「一」は「ほんのわずか。ちょっと。」
「目」は「目で見る。めくばせする。」
【類義語】
一見、一瞥、一目(いちもく)
一目(ひとめ)の使い方
もうすぐルノワール展が開催されるね。
彼の作品を一目見てみたいな。
見に行けばいいじゃない。
人が多すぎて、人の頭しか見えないんだもの。
一目(ひとめ)の例文
- 一目だけでも会いたい。
- 一目で偽物とわかるような雑な造りだ。
- 山頂から湖が一目で見渡せます。
- 一目でこの家が気に入った。
- アイドルを一目見ようと多くの人が集まった。
一目千本(ひとめせんぼん)とは?
「一目」を用いた語に「一目千本」があります。
「一目千本」とは、「ひとめせんぼん」と読み、一本で千本の桜が見えるという意味から、吉野山の観桜の絶好の場所を表すことばです。
口の千本または下の千本、中の千本、上の千本、奥の千本などの称があります。
「吉野山」は、奈良県中部、大峰山脈北端の尾根の称です。南朝の所在地で史跡に富み、また金峰山寺(蔵王堂)があり、修験道の根拠地としても知られています。
平安中期から寄進により植えられた桜の名所で、2004年には、「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として世界遺産に登録されました。