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「珍事」の意味と使い方や例文!「椿事」との違いは?(類義語)

【二字熟語】
珍事

「椿事」とも書く。

【読み方】
ちんじ

【意味】
珍しいこと。思いがけない出来事。一大事。椿事。

【語源・由来】
「珍」は「めったにない。めずらしい。」
「事」は「ことがら。できごと。」

【類義語】
異変、変事、ハプニング

珍事(ちんじ)の使い方

健太
昨日、UFOに連れ去られたんだ。
ともこ
それは前代未聞の珍事ね。よく帰ってこられたわね。
健太
IQが低すぎて、研究材料にならないって捨てられたんだ。
ともこ
お馬鹿で良かったわね。

珍事(ちんじ)の例文

  1. 居合わせた人全員が同じ服という珍事が起きた。
  2. 今日出荷された卵が全て双子という珍事があった。
  3. 珍事中夭つねの事なり(義経記)
  4. 真夏に雪が降るとは前代未聞の珍事だ。
  5. ケチな健太くんが参加者全員分おごってくれるなんて珍事だ。

「珍事」と「椿事」の違いは?

珍事」は「椿事」とも書きます。

珍事」と「椿事」を一緒に記載してある辞書もありますが、「広辞苑」では別々に記載されています。

珍事」は、「珍しいこと。思いがけない出来事。一大事。椿事。」という意味です。
椿事」は、「意外の出来事。非常の事件。珍事。」という意味です。

珍事」も「椿事」も、同じ意味で使われることが多いですが、「珍事」は、めったにない珍しい出来事、「椿事」は、思いがけなく起こった重大な出来事というニュアンスで使い分けられることがあります。