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「一筋」の意味と使い方や例文!「一筋縄ではいかない」とは?(類義語)

【二字熟語】
一筋

「一条」とも書く。

【読み方】
ひとすじ

【意味】
1⃣[名]
①細長い物の1本。一条。
②一門。一族。
2⃣[形動]
①ただ一つのことに心を傾けるさま。
②普通の程度であるさま。ひとかた。並大抵。

【語源・由来】
「一」は「数の名。ひとつ。」
「筋」は「すじ。」

【類義語】
一条、一門、一族、並大抵、ひとかた

一筋(ひとすじ)の使い方

ともこ
あの俳優さんは良いわよね。
健太
彼は一筋気で真面目な性格だから、演技としっかり向き合っているんだよね。
ともこ
顔だけの俳優さんが多い中で、彼は努力しているのね。
健太
これからも活躍してほしいよね。

一筋(ひとすじ)の例文

  1. 青春時代は、恋愛は捨て学問一筋に打ち込んだ。
  2. 一筋の明りが窓からさしこんでいる。
  3. 彼は、昏迷の中に一筋の光明も見出せないでいるようだ。
  4. 野球一筋に生きてきた撲は、引退した後の道を見出せずにいる。
  5. 彼の優しい言葉を聞いて、暗い人生に一筋の光明がさす思いだった。

「一筋縄ではいかない」とは?

一筋」を用いた表現の一つに「一筋縄ではいかない」があります。

一筋縄ではいかない」の「一筋縄」とは、「1本の縄。また転じて、普通のやり方。尋常一様の手段。」、「いかない」は、動詞「い(行)く」の未然形+打消しの助動詞「ない」から成る語で、「ある動作が不可能であることを表す。できない。いかない。いかぬ。」という意味です。

一筋縄ではいかない」とは、普通のやり方では不可能だという意味です。

【例文】

  1. なかなか手強いと、彼女は一筋縄ではいかないことを吐露しました。
  2. 一度カビが生えてしまうと一筋縄ではいかない
  3. いろんな要素が絡み合い、原因の特定は一筋縄ではいかない