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「為人」の意味と使い方や例文!「人柄」との違いは?(語源由来・類義語)

【二字熟語】
為人

「人となり」とも書く。

【読み方】
ひととなり

【意味】
①生まれつきの人柄。もちまえ。天性。性。
②からだつき。背丈。

【語源・由来】
「為」は「行う。なす。する。」
「人」は「ひと。」
古来の用事は、「性」、「天性」、「天生」。

【類義語】
人柄、人物、人間、人

為人(ひととなり)の使い方

ともこ
彼はイケメンだから、もっとクールなのかと思っていたわ。
健太
彼の為人を知るとびっくりするよね。
ともこ
中身はおもしろい関西人なのね。
健太
外見は二枚目、中身は三枚目なんだよね。そこが彼の魅力でもあるんだけどね。

為人(ひととなり)の例文

  1. この手紙は、彼女の為人をよく表しています。
  2. 私が彼を尊敬するのは、その為人の為である。
  3. 私からは彼の為人について皆様にご紹介します。
  4. 彼らの為人を見て信用できないと判断した。
  5. わずかな会話から彼の為人を読み取った。

「為人」と「人柄」の違いは?

為人」に似ている語に「人柄(ひとがら)」があります。

人柄」とは、
①その人に備わっている性質や品格。
②性質がよいこと。品格がすぐれていること。また、そのさま。

という意味です。

為人」も「人柄」も、その人に備わっている性質や品位のことをいいます。

しかし「為人」は、やや改まった言い方である点が違います。