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「彷彿」の意味と使い方や例文!「彷彿とさせる」とは?(類義語)

【二字熟語】
彷彿

「髣髴」とも書く。

【読み方】
ほうふつ

【意味】
1⃣[名]
①ありありと想像すること。よく似ているものを見て、そのものを思い浮かべること。
②ぼんやりしていること。
2⃣[形動タリ]
①ありありと想像するさま。目の当たりに見る思いをするさま。
②ぼんやりしているさま。
③よく似ているさま。

【語源・由来】
「彷」は「にかよう。ほのか。はっきりしない。」
「彿」は、にかよう、また、ほのかの意の「彷彿」に用いられる字。

【類義語】
連想、想起

彷彿(ほうふつ)の使い方

健太
メイクも衣装も、オードリーヘップバーンを彷彿とさせるね。
ともこ
とてもきれいね。同じ日本人だとは思えないわ。
健太
オードリーのアルバムにこの写真を入れておいても誰も気が付かないかもしれないよ。
ともこ
それくらい似ているわよね。

彷彿(ほうふつ)の例文

  1. 彼らの演奏は、ボン・ジョヴィを彷彿とさせる。
  2. あこがれの存在である大リーガーを彷彿とさせるスケールの大きな打撃だった。
  3. 形は画で見る竜と、少しも変りがない。それが昼間だのに、中へ蝋燭らしい火をともして、彷彿と蒼空へ現れた。(芥川龍之介、首が落ちた話)
  4. あるいは生きあるいは死ぬる様が彷彿として、昨日のことのようにも思われる。(ヴィクトル・ユゴー、レ・ミゼラブル)
  5. それは明治時代を彿とさせるような街灯だった。

「彷彿とさせる」とは?

彷彿」を用いた表現の一つに「彷彿とさせる」があります。

彷彿とさせる」とは、「あるものが、おのずから何かを連想させる様子。はっきりと脳裏に浮かぶさま。」という意味です。

【例文】

  1. 昔日の栄華を彷彿とさせる遺品の数々だった。
  2. 彼の話し方には、父親を彷彿とさせるところがあります。
  3. 古き良き時代を彷彿とさせるいい話だった。
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