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「虚空」の意味と使い方や例文!「虚空を見つめる」とは?(類義語)

【二字熟語】
虚空

【読み方】
こくう

【意味】
①何もない空間。大空。
②仏語。何も妨げるものがなく、すべてのものの存在する場所としての空間。
③事実にもとづかないこと。また、そのさま。架空。
④とりとめがないこと。また、そのさま。漠然。
⑤思慮分別がないさま。むやみ。やたら。

【語源・由来】
「虚」は「むなしい。中身がない。から。うつろ。」
「空」は「そら。大気。」

【類義語】
大空、架空。向う見ず、無鉄砲、漠然

虚空(こくう)の使い方

ともこ
健太くん。なんで虚空に向かって話しかけているの?
健太
見られたか。ここに妖精がいるんだよ。
ともこ
健太くん。いい病院を紹介しようか?
健太
本当にいるんだって。

虚空(こくう)の例文

  1. 虚空をつかんで倒れる。
  2. しょんぼりと虚空を見ていた。
  3. 穴があきそうなほど虚空をにらんでいる。
  4. 伸ばした手は、空しく虚空を掴んだだけだった。
  5. いや、おのれは物を言はすれば、虚空なことをぬかす。(狂言、鴈盗人)

「虚空を見つめる」とは?

虚空」を用いた表現の一つに「虚空を見つめる」があります。

虚空を見つめる」とは、何もない空間を見つめるという意味です。

【例文】
・健太くんは、ぼんやり虚空を見つめている。
・希望を失った目で虚空を見つめている。