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「保身」の意味と使い方や例文!「保身に走る」とは?(類義語)

【二字熟語】
保身

【読み方】
ほしん

【意味】
自分の地位・名誉・安全などを守ること。

【語源・由来】
「保」は「大切に守る。」
「身」は「自分。わがみ。」

【類義語】
利己、独善、私心、自愛

保身(ほしん)の使い方

健太
関西の人って、よく、「あの店はおいしいらしいよ。知らんけど」っていうよね。
ともこ
「知らんけど」は、保身のための言葉よね。
健太
おいしいって聞いたのにおいしくなかったじゃないかって非難されることを避ける為なんだね。
ともこ
強い主張に聞こえがちな関西弁を柔和な雰囲気にする役目もあるらしいわよ。知らんけど。

保身(ほしん)の例文

  1. 保身のために嘘をつくとは最低な人間だな。
  2. 彼は死中に活を求めて、保身に汲々としている。
  3. 民意より保身を優先させた大統領は、辞任せずに国外に逃亡した。
  4. 彼は、保身のために平気で人を犠牲にするような人間ではない。
  5. あの時咄嗟に、彼への忠誠よりも保身を選んだことを悔やんでいる。

「保身に走る」とは?

保身」は、「保身に走る(ほしんにはしる)」という表現で使われます。

保身に走る」とは、自分の地位や名誉、身の安全を真っ先に守ろうとすることをいいます。

【例文】

  1. 本当に危うい局面になったら保身に走る議員が多い。
  2. トラブルが起きれば他人のせいにしたり、ウソをつき自己保身に走る
  3. 自己保身に走る上司ではなく、身を挺して部下を守る上司にあいたい。