【二字熟語】
百折
【読み方】
ひゃくせつ
【意味】
何度もくじけること。
【語源・由来】
「百」は「数が多い。たくさんの。」
「折」は「くじく。くじける。」
【類義語】
挫折
百折(ひゃくせつ)の使い方
また負けてしまった。僕には才能が無いんだろうな。
百折不撓の精神はどこに行ってしまったの?こんなところで諦めるの?
続ける意味があるのかな。
その競技が好きならば、続ける意味は大いにあると思うわ。
百折(ひゃくせつ)の例文
- 百折不撓がモットーの選手は多い。
- 彼は、百折不撓、不撓不屈の粘り腰で栄冠を勝ち得てきた。
- 厳しい状況でも、百折不撓の精神で頑張りぬく。
- 百折屈せず、孜々として努め、意気いよいよ軒昂、おびただしい債鬼にひるむことなく、かえって鉱区を拡張し、三井、三菱の先進財閥に拮抗する姿をみせた。(実業之世界社編、財界物故傑物伝)
- 健太くんは、百折不撓を身上としている。
「百折不撓」とは?
「百折」を用いた表現の一つに「百折不撓(ひゃくせつふとう)」があります。
「百折不撓」とは、「何度失敗して挫折感を味わっても、くじけずに立ち上がること。どんな困難にも臆せず、初めの意志を貫くこと。」という意味です。
「撓」は、枝などがたわんだり、まがったりすることで、気力がなえること。「不撓」でくじけないことを意味します。
出典は、蔡邕「橋大尉碑」からです。
【類義語】
・独立不撓(どくりつふとう)
・不屈不撓(ふくつふとう)
・不撓不屈(ふとうふくつ)
【対義語】
・戦意喪失(せんいそうしつ)
【例文】
- 健太くんは、思った以上の大胆と、百折不撓の決意を持っている。
- 宣教師らは、百折不撓の精神で熱心に布教にあたった。