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「豹変」の意味と使い方や例文!「君子は豹変す」とは?(類義語)

【二字熟語】
豹変

【読み方】
ひょうへん

【意味】
人の態度や性行ががらりと変わること。本来はよいほうへ変わるのに用いたが、現在では、よくないほうへ変わる意味でいうことが多い。

【語源・由来】
「易経」の「君子豹変す、小人は面を革む」による語。豹の斑文がくっきりしているように、君子ははっきりと過ちを改めるという意から。

【類義語】
一変、一転、急転、急変、激変

豹変(ひょうへん)の使い方

健太
みんなともこちゃんの豹変に驚いていたよ。
ともこ
容姿をけなされると、どうしても許せないのよ。
健太
彼がともこちゃんの地雷を踏んだから、ともこちゃんが態度を豹変させることになったんだね。
ともこ
そうなのよ。私の地雷じゃなくても、人の容姿をけなすことは人としてだめなことだと思うわ。

豹変(ひょうへん)の例文

  1. 彼は、車に乗ったとたんに攻撃的な性格に豹変する。
  2. 不利とみて態度が豹変した。
  3. 私はともこちゃんの態度の豹変に戸惑った。
  4. 私がお金がないことを知ると、彼の態度が豹変した。
  5. 酒を飲むと彼は性格が豹変する。

「君子は豹変す」とは?

豹変」は、「君子は豹変す(くんしはひょうへんす)」から生まれた言葉です。

君子は豹変す」とは、立派な人物は、自分の過ちを悟った時には、すぐにそれを鮮やかに改めて善に移るという意味です。

転じて、態度や主張を急に変えることを意味するようになりました。

「君子」は、徳のある人物の意味です。

【例文】

  1. 君子は豹変すというが、失敗した時にこそその人の本質が分かる。
  2. 君子は豹変すの言葉通り、彼は潔く非を認め頭を下げた。